ルウム戦役から地球降下作戦発令までを収録。
本来ならば圧倒的な国力差がある連邦を相手にするジオンは、緒戦での大打撃を理由に講和に持ち込むのがセオリーである。
長期化すればするほど連邦が有利になることは、地球暦時代に紡がれた幾多の歴史が証明している。
1週間戦争は、なぜ1年戦争にエスカレートしたのか?
そこが14巻の見所の1つである。
デギン、ギレン、キリシア、そしてレビル。
4者の思惑が複雑に交錯した結果、1週間で終わるはずだった戦争が拡大し、ジオンは9割がた手中にしていた勝利を取りこぼしてしまう。
それぞれの立場に立って考えてみると、また違った味わいを楽しむことができる。
個人的には、彼女だけが戦局より私情を優先させたキシリアの立場が最も興味深かった。
長男サスロを排除したのも彼女だったことを考え合わせると、当然といえば当然かもしれないけれども。
政治の世界というのは、まさしく一寸先はなんとやらですね。