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29 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
不幸なのはガルマか?シャアか?,
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レビュー対象商品: 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (4) (角川コミックス・エース) (コミック)
「ガルマ編・後」とあるとおり、この巻のメインはガルマの戦死。アニメ版と異なるのは、エッシェンバッハのゲリラ扇動計画、シャアの謀略、ホワイトベースの作戦遂行といった出来事がガルマの戦死という一点に収斂していく様子がより意識的に描かれていることだろう。このため、ガルマの死はいくつかの偶然と必然が重なった結果だ、という印象がアニメ版よりも強く感じられるようになっている。 アニメで初めてこのガルマ戦死のシーンを見たとき、シャアは冷静に復讐を成し遂げ、しかもガルマの死を寸毫も気にかけない非情な男だと感じた。 しかし今回よく読み返すと、この場面のシャアは必ずしも冷静ではなかったように思えてきた。後のことを考えると、このタイミングでガルマを殺すのはデメリットが大きく、計画としては雑すぎる。むしろこの場面でシャアは、「良い友人」であり、軍人としての能力もそれほど無能ではなかったガルマを、デギン憎しの怨念に凝り固まったせいで無計画に近い形で殺してしまったのではないか。 また、これまでの巻と同様、「母さんは僕を愛していないの」、「なんて情けない子だろう!」、「ガルマ、聞こえていたら、キミの生まれの不幸を呪うがいい」など、アニメで有名なセリフはそのまま生かされている。これらのセリフを探すのもこの「ジ・オリジン」の楽しみの一つだろう。 個人的には、次巻で出るはずの「坊やだからさ」をとても楽しみにしている。 「安彦良和による新解釈を施されたガンダム」は、この巻でも看板に偽りなしだ。
20 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「生まれの不幸」とはどちらの不幸か,
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レビュー対象商品: 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (4) (角川コミックス・エース) (コミック)
基本的にテレビシリーズの展開から逸脱しないことが、かえって物語を生々しく仕上げてゆく。これを当時、「子ども向け」と称して制作した度胸は見上げたものだ。読者の年齢層を考慮し、大人の事情をより詳細に語っているが概ねの展開はこうだ。 非戦論は理想だが、始まってしまった戦いに生き延びる為の闘争は必定。 アムロ・レイの親離れを通して、「非戦」と「避戦」の違いをも描く。 そしてファンのためにはお約束、男前の活躍も。 無邪気過ぎるガルマ坊ちゃまの言動が、シャアの傷をえぐるようにして怨念が友情を押しのけるのだ。お兄ちゃん育ちと末っ子気質のバランスが崩れ、心を許す友人の一挙手一投足が殺意に転化されるとき悲劇は生み出された。 謀るが勝ちか、嵌められることが不運か。「生まれの不幸」呪ったのは、はたしてどちらなのか。
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ガルマがモビルスーツに乗るところも見たかったのですが,
By けんけんさん (オーストラリア、ブリスベン) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (4) (角川コミックス・エース) (コミック)
予定通り、ガルマ死すの巻です。ただし、アムロがお母さんと再会する話やTV版ではいいとこなしのハヤトがリュウを柔道の稽古で投げるシーンなんかも入っていて、いい感じの1冊です。また、ジャブローに直行できずに、ブライトがヒステリーを起こしながらも、艦長として少しずつ成長しているのもところも感じとれました。マンガ版ではセイラさんがすんげえいやな奴に見えるのは、わたしの気のせいでしょうか?
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