ガンダムエースで連載されている、アスランの視点からガンダムSEED DESTINYの話を描いた作品の4巻目。アスラン、シンが好きな人、または2人が気になる人は買って損はない内容だ。
話はシンがステラを連合に返したところから、アスランが脱走、撃墜されるまでの話(30話〜36話)
アニメに比べると、大幅に良くなっている気がする。特に、アニメでは足りなかったシンとアスランの会話が増えていることが大変良かった。また、アスランの心理描写のシーンが所々に入っているため、シンとアスランの心のすれ違いや、アスランがキラを信頼していることなど、アスランが何を考えて行動していたのかが解りやすく、また主人公として感情移入しやすくなっている。ヘタレ具合もだいぶ緩和されている
しかしこの漫画を見て、一番驚いたのは、ちょっとした1場面や1つのセリフが加わることで見方がこんなにも変わるものかということだ。特に視聴者の多くが失望したであろう、「アスラン脱走」の回は、かなり改編されている(基本的な流れは変わらないが)。この内容だったら、まだアスランに失望しなかったんじゃないかと思う。ページ数もこの話にかなり割かれており、この巻最大の見所であるのは間違いない。また巻末にはルナマリア・メイリン姉妹の話が載っている。特に、メイリンは、彼女が何を考えているのか、アニメではあまり描写されていなかったためなかなか良かったかと。
あえて気になる所を挙げるならば、戦闘シーンがほとんど無い所だろうか。ただ、この漫画の魅力はDESTINYのキャラクター達の心理描写にあると思うので、この欠点によって、漫画の価値は揺らぐことはないだろう。