ガンダムSEED DESTINYが始まることを知ったとき、一番最初に惹かれたのが主人公、シン・アスカの設定でした。
彼は、前作のガンダムSEEDで主人公のキラ達が良かれと思ってやったことの巻き添えを受け、最愛の家族を失ってしまうという、悲劇のキャラクターです。
この設定は前作の世界観やストーリーをきちんと反映しており、それでいて全く新しいドラマを展開できる要素が含まれており、正に新しいガンダムSEEDの主人公にふさわしいものと言えるでしょう。
しかし、フタを開けてみると、ドラマを展開するのはアスランなどの前作のキャラクターばかり。
シンは出番も少なければ、ドラマに絡むこともほとんどありません。
確かに、前作のラストはかなり急ぎ足で、アスラン達を通して伝えたかったことを伝え切れていなかった印象があり、その伝え切れていなかったことを今度こそ伝えよう、というスタッフの意気込みを感じることができます。
前作を尻切れトンボのままにしないスタッフの意気込みには関心しますが、しかしやはりそれは前作でやっておくべきことで、このDESTINYにまで引っ張ってやるべきことではないと思います。
ストーリーやメカの演出がダメだとは思いませんでしたが、やはり前作との住み分けをきちんとしてもらいたかったですね。