DVDで分割して視聴している者として、これまで「映像から洞察しえないところ」と「設定と印象の差異」を埋めようと思い、熟読させていだきました。
全面的なSEEDファンの方や、より深く、この物語の背景に触れたい方のみならず、情報量、方針などが満載で、これそのものは、価格以上の価値があるように思えました。
ここまで緻密なガイドブックが、放送と、ほぼ同時進行でフォローしているということ自体、いわゆるメディア・ミックスの一環でもあるのでしょう。
この本単体としての評価は、本来であれば、5つ星です。
しかし、この本が緻密な設定や、新しい物語を訴えれば、訴えるほどに、「ならば、今更、何故、シャアもどき3人目なのか?」と、それをファースト・ガンダムへのオマージュとは言わないだろうと、余計に、多々、非難を浴びている面を象徴するかのように、「オヤジになったガンダム小僧」には、気になってしまうのです。
申し分のない設定‥‥‥その隙間に、これからの可能性と、諸刃の盲点を見た気がしました。
好きで買う本ですから、こうまで言及することはないとは思いましたが、歴史には「万全の準備をしていて負けた戦」が多々あり、それゆえに、時にスタッフが「聞く耳持たず」になってはいまいか、柔軟性に欠けてはいまいか、あえて言わざるをえなかったのです。