衛星兵器メメントモリへ攻撃を仕掛けるカタロンの宇宙艦隊に、なおもアロウズMS部隊が迫る。そして刹那に接近していくヒリングのMS。しかしそれは、囮役である刹那の誘導だった。セカンドシーズン前半の山場である「メメントモリ攻防戦」。このメメントモリという聴きなれない言葉の意味はラテン語で「自分が(いつか)必ず死ぬことを 忘れるな」という意味の警句なのだそうだ。つまりアロウズによる恫喝を象徴する兵器として、そして一方で13話のラストで子供たちに、次の時代に残してはならない力だと諭しています。それは、死んでなお、現世の富も名誉に固執出来ないという暗喩もこめて、かつて古代のバビロンの雷と語られた一説、地球を取り巻くオービタル・リングは天使の環。アロウズの大いなる傲慢、そして神の鉄槌だと言わんばかりの衛星兵器メメントモリ。けして許してはならない兵器なのだ。
だから、最大の力をつくしてマイスターたちは撃滅をかける。
「その再生を破壊する」
セカンドシーズンのキャッチコピーの通り、強引で狡猾な統合による統一世界を打ち砕くのが
刹那たちソレスタル・ビーイングなのかも知れません。そうだと言い切れないのは、イノベイターやイオリア・シュヘンベルグの真の目的が未だ見えていないからにほかなりません。
リボンズが来るべき対話と語っている相手は誰なのか?物語で徐々に重要な要因となってきたのが脳量子。どうやら超兵だけのものではないようです。ツインドライブとダブル・オーライザ−の発する粒子が、その場に居合わせたものに語りかける。リボンズの逆鱗に触れる王留美
の表情の裏側にあるもの。引き忍ぶ恋人たち。ライルとアニューの行く末は?
大胆かつ、スリリングな13話の他、00ライザーの発生する粒子の中で、再会する沙慈とルイス
。脳量子の干渉で聞こえてくる歌。もしかしたら、終幕にむけての大きなキーワードになっていくのかもしれません。マリナと子供たちの歌が刹那には届く。そしてロックオンは刹那に変わらなかった自分の分も、お前は変われという。
世界の歪みで厚く黒い雲は大きな影を落とさないと良いのですが。