MSイグルーの存在は、以前から雑誌で知っていましたが、当時はMS等の兵器は未だしも、3DCGで描かれたキャラクター達が好きになれず、某コンビ二限定で発売されたDVDにもどうにも食指が動きませんでした。
しかし、今回通常販売されたこのDVDを見て、冒頭こそキャラクターの表情や動作に予想通り違和感を抱きましたが、すぐに圧倒的な戦闘描写とストーリーに引き込まれていきました。
ア・バオア・クー決戦をひかえて主戦場が宇宙へと移行しつつあり、もはや無用の兵器と化したズゴックの上半身のみを流用し、ブースターを装着した通称ゼーゴック。それに大量兵器コンテナを装備したモビルダイバーシステム。衛星軌道上から大気圏にまさにダイバーそのままに降下し、ジャブローから宇宙に大量に打ち上げられる連邦のマゼラン級、サラミス級戦艦を狙い撃ちし、任務終了後はガウに回収されて機体自体は廃棄される...。あっけなく壊れていくサラミス、ガウ、そしてゼーゴックの有様に逆にリアリティを感じ、また、日の目を見ることなく埋もれていくであろう試作兵器ととともに、今回描かれる”海兵”ヴェルナー・ホルバイン少尉の運命に魂を揺さぶられました。
3DCGの無機質な画像に、何ともいえない熱さと余韻を感じることのできるMSイグルー。続巻にも期待します。