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18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
一年戦争終結,
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レビュー対象商品: 機動戦士ガンダム THE ORIGIN (23) めぐりあい宇宙編 (角川コミックス・エース 80-28) (コミック)
最終巻はTV、映画版でお馴染みのアムロとシャアの肉弾戦、ア・バオア・クーからのそれぞれの脱出がメインに描かれています。シャアがアムロを追いかけていく過程で、彼がかつての自分をアムロに重ね合わせる場面があるのだけど、彼にとってアムロとは、ザビ家の策謀によって運命を狂わされなければそうなっていたかもしれない自分自身だったのかも、ということを感じました。 復讐のために妹を捨て、友人を利用し殺し、仮面を着け名前を変え、仇の懐に入り込んで面従腹背をやるかつてのキャスバル・レム・ダイクンは、すでにして彼自身というより彼が憎んでいたザビ家に近い人間になっているわけで。「今の自分」を否定しないためにはアムロという「かつての自分」を殺さなくてはならなかったということ、彼を殺せないと知ったシャアが今までのことを無意味にしないためにキシリアを殺すと決めた(彼は個人的にはキシリアを認めていたのだろうけど)こと、そして本質的には同じ人間であるがゆえにララァがアムロとシャアのどちらも愛したことなど、すべて納得がいきました。 それにしても、シャアという人はいろいろな矛盾を抱え込んだ人間だったのだなぁ。ジオン・ダイクンの遺児であることは彼の誇りの拠り所であると同時に呪いでもあり、そもそもダイクンの思想や理想には共鳴しつつも父親としてのダイクンという個人は嫌っていた、というのが何とも悲劇的というか。 その嫌っていた父親に似てしまった自分を半ば意識しつつも、否定したかったがために彼がララァを求め母を取り返そうとした気持ちを思えば、ララァを殺したアムロという「自分自身」を許せない心情や、その後の彼の女性関係が不幸な物になってしまったのは致し方ないのかも。でも、やっぱり不憫だよなぁ。 最後にシリーズ全体について。 個人的には特別「ガンダム」を意識して読んだというよりは、戦争という大きな状況の中で個人がいかに翻弄されていくかを描いた、普遍的な物語として読みました。そのおかげでというか何というか、脇に登場する一般兵士や名もないサブ・キャラクターが妙に印象に残ったり。そうした脇キャラの多くは一年戦争の激戦の最中に、紙くずのようにその命を吹き飛ばされていってしまったのだけれど、彼ら一人一人にそれぞれ信じるものがあり生活があったんだな、と。 とりあえず、結末はわかっていたにせよ、アムロもセイラさんもブライトさんも死なずに済んでよかったね、連邦側もジオン側もようやっと生き残れた人達すべてによかったねと、労いの言葉を贈りたいです。もちろん安彦先生にも。 長い間楽しませてくれて本当にありがとうございました。
15 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
富野版の方が好みかな・・・,
By EDEN "EDEN" (名古屋市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 機動戦士ガンダム THE ORIGIN (23) めぐりあい宇宙編 (角川コミックス・エース 80-28) (コミック)
とうとう10年以上に渡り連載してきた安彦版ファーストガンダムが完結しました。物語もクライマックスを迎え、遥か昔の子供時代に見て知っているシーンでの最終回でしたが、 ここ数巻で感じていた違和感も自分の中でMAXに至りました。 他の方はともかく、私個人の趣向でいうと幼い頭に刷り込まれたTV版、映画版のガンダムに より親和性を感じます。(自分が頑固なのと幼少期に洗脳されているのかもしれませんが) 富野監督版の物語の進み方や、各キャラクターの設定、関係性の方がしっくりくることが 判ったことも、10年以上この連載を追っかけてきた甲斐があった、収穫があったと思います。 安彦版は人間関係の描写が個人的にですがシツコイというか濃密すぎる印象で、 富野監督版の少し拍子抜けするくらいの表現の方が好みですね。 それぐらい安彦版がしっかり描いているということで、普通に考えれば好評価になると思います。 富野監督にしても小説版ではそもそもの粘着性気質を発揮していることを考えれば、TV及び映画版が 諸々に制約があったせいもあり、奇跡的に私個人の趣向に一致した稀な例なのかもしれません。
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
30年経ってもワクワクさせる物語,
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レビュー対象商品: 機動戦士ガンダム THE ORIGIN (23) めぐりあい宇宙編 (角川コミックス・エース 80-28) (コミック)
初めて「機動戦士ガンダム」を見たのは中学生の時だった。部活が終わって、ダッシュで帰らないと間に合わず、毎週本当に楽しみにしていたものだった。安彦良和さんによる「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」を読んであの頃の思い出が走馬灯のように蘇りつつ、更に深く掘り下げた物語に今もあの頃のようにワクワクさせられた。
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