Originの良さは様々なキャラクターの性格描写をぐっと深めるイベントをたくさん描いていることだと思うが、その意味で今回の主役はア・バオアクーのジオン軍兵士たちだと感じた。それに比べればガンダム対ジオングの戦闘は背景にすぎない。
ジオン軍の一般兵士にとって「ジークジオン!」と叫ぶ愛国心や帰属意識がどこから来るのか、なんてことはあまり考える機会もなかった。
でも今回、アルテイシアという「ジオン本来のアイデンティティーの継承者」を得た時の兵士たちの反応は(それまでの現実的な拠り所だったギレンの暗殺と、キシリアの兵士たちによるクーデターへの対抗、という事情も加わって)ジオン軍の兵士たちの帰属意識がどこにあったか、という事を垣間見せてくれた。
あとは、ア・バオアクー後にどんなプロセスでサイド3やグラナダの武装解除を受け入れていったのか、なんていうことも描いて欲しいなあ。