ギレン暗殺計画の第二巻です。
相変わらず淡々とした描写ですが、少しづつ状況が読めてきている感じでしょうか。
誰かの掌の上で全キャラクターが動かされている感じ。
案外ギレン暗殺計画ですら壮大な茶番なのかもしれないかなと
政治サスペンス好きな自分は想像してしまうのです。
とうとうキャスバル・レム・ダイクンが映像のみとは言え登場します。
キシリアが何故彼を生かしているのかがこの本独自の解釈でなされ
それにまつわる陰謀劇も開始されます。
独自に動くダルシア首相、そして意外なセシリアの過去と行動。
計画の真の首謀者は何者か?
劇中で暗殺計画関係者で登場していないのは
ギレン本人(今回映像の中で演説します)と首謀者のみ。
ア・バオア・クーまであと四日、そしてギレンが彼の地で死ぬのは確実なのです。
なのに手に汗握るこの展開。
ジオン・ダイクンは死ぬことによって神とスペースノイドに崇められることになった。
今回のギレンの演説を読んで正に死して名を残そうとする気概を感じたのは自分の主観か?
敗戦間近なのにズム・シティは平穏そのものです。
それもギレンが仕組んだ演出。
コロニーという箱庭の世界に漂う平穏さと一部の人間の緊張感。
ガンダムサブストーリーの中では一番異色のお話かもしれない。