予約購入特典の諜報部機密ファイル:兵器情報集ですが、雑誌の別冊付録のような感じの物かと思いきや、良質紙のしっかりした造りで、中身は全ページフルカラー。エンボス加工された見開きの表紙の裏は、地上と宇宙のMAP間の繋がりが描かれています。
発売前には「登場する全兵器情報を網羅」と聞いていたのですが、戦艦等は載っておらず、モビルスーツのみです。しかも可変MSなど数パターン存在する機体は、はMS形態かMA形態のどちらか片方だけの掲載で、別兵装やエース専用機体なども載っていません。一応ファーストからハサウェイまでのMSが載っていますが、プレーヤーが一番知りたいであろう開発条件が記載されていないのが残念。
以上のことから攻略本を購入予定の人には、かなり微妙な特典だと思います。
さて、ゲームの内容ですが、初代のセガサターン版の頃から格段に敵AIが賢く、そして思考が早くなっており、スピーディにゲームが進行するのは好印象。おおまかな流れは敵勢力を滅亡させると新たな勢力が出現し、基本的にそれの繰り返しです。選んだ勢力によってシナリオの長さや難易度が違いますが、最初に選べる勢力ではクリアまでに50〜100時間は要する事になります。
今作目玉の一つであるテム・レイ軍は最初から選べないので注意。出現条件には数百時間もの膨大な時間を要するので根気が必要です。
当然の事かもしれないのですが、後の年代の勢力ほど強力な兵器を運用することが可能です。これは敵AIにも言える事ですが、今作は兵器の性能差が開き過ぎたために、初代の頃に使えた安価な戦車や戦闘機で囲んで数で攻める戦法は中盤まで、後半に進むほどやり辛くなっています。たとえば自軍9に対して敵は1のみでも、こちらは全滅で敵は無傷とかもあります。ただ逆の場合も同様で、開発で先の年代の強力な兵器に優秀なパイロットを搭乗させれば、一騎当千無双状態と化します。
グラフィックはお世辞にも綺麗とは言えません。元の画像データが小さいのか、引き伸ばした写真のような解像度の低い画像が目立ちます。例を挙げると一枚絵のイベントシーンで、レビルの服のグラデーションが壊れてシミのようになってたりします。大画面でプレイする人ほど、グラフィックの粗さは顕著に感じると思います。PSP版よりも定価の高いPS2版、容量でもUMDよりDVDの方が余裕があるので、ここは何とかして欲しかったです。
良くも悪くもセガサターン時代から続くギレンの野望です。ただオープニングがセルアニメーションではなく、3Dモデリングムービーになっていたのは残念。更に細かいところではザクキャノンの色がMSVカラーではなく、Zガンダム登場時のジュピトリスカラーだったのが気持ち悪かったです(笑)と、アラを探せばキリがないのですが、歴代のギレンシリーズが楽しめた人なら、ボリームもあるので長く楽しめると思います。