ファーストガンダムのスピンオフ作品第三巻です。
この本はガンダムのスピンオフ作品としては珍しく(?)時代考証や技術考証がしっかりとしていて、昨今のガンダムっぽい作品群とは一線を画しています。
また、人物描写も秀逸で奥深く、物語に奥行きがあります。
本巻でも、ジョニー・ライデンはでて来ませんが、本巻ではミナレットが大きくて壊せるものとかジョニー・ライデンの消息がオクスナーとキマイラが契約したときから不明など、ミステリーとなっている部分の情報が現れてきます 。
他のキマイラ隊のメンバーもでてきますし、オクスナーが何かをやろうとしていることも見えてきます。
やっと物語の本筋が見えてきたというところかと。
さて、ジョニー・ライデンは0079時点で23歳でした。本作品の0090では34歳くらい。
レッドがジョニー・ライデンと仮定したなら、飾り機のない30男としてはとても親近感のわく、好感のもてるキャラとして成立してます。
PS2ではやっつけ的なお決まりの英雄像にあてはめられたり 、イボルブではニュータイプとして実験体にされたりと散々な設定のあるジョニー・ライデンとしては(そうでなくても)最良の人物像と私は思ってます。
ただ、レッド=ジョニー・ライデンだった場合、フーバーの言ったこと(二巻参照)は嘘があり、嘘の奥が深い事になります。
記憶操作はオーガスタ研でネタがあるんで、ガンダムの世界観には反しませんし、ジョニ子の存在からキマイラ(もしくはミナレット)はフラナガン機関がらみの可能性がありますから、ジョニー・ライデンがどの様にされても不思議はないのでジョニー・ライデン候補は闇ですね。
最後に、この本は模型情報やコミックボンボンで ジョニー・ライデンを見た、近頃のガンダム(UCを除く)についていけない方々にはガンダムの世界に「帰還」するに相応しい漫画だとおもいます。