雑誌『B−CLUB』や『GUNDAM WEAPON』で連載された近藤和久氏の短編をまとめた物です。
概ね『Z』から『逆襲のシャア』あたりの時代を舞台にした5話が収録されています。
近藤作品ではお馴染のフレデリック・F・ブラウン大尉がネオジオンの隕石落とし作戦に使う核の奪取
を狙う話があったりして、ストーリーも中々興味深いですが、基本的には『近藤アレンジ』を施されたM
Sの描写を楽しむ作品といえます。
表紙になっているギラ・ドーガやジェガン、ガンキャノン、ギャン等も氏独特のディテール表現により見
事に『近藤化』しており、他にもハンマ・ハンマに似た外見の『ワルキューレ』、ニューガンダムが地上
戦艦と合体したような重武装大型MS(MA?)の『Gコマンダー』など、オリジナルMSも登場します。
戦闘シーンでは『BAGGOOM!』『POW!』『CLICK!』といったお馴染の源文風擬音(?)も全開。
画風自体も小林源文氏の影響を少なからず受けているので『黒騎士物語』も好きだけど『ガンダム』
も見る、という方なら楽しめると思います。
なお、5話のうち『南インド洋波高し』については、キャラクター設定が押井守氏になっています。
出てくる連中は『西武新宿戦線異状なし(近藤版)』風で、擬音も何故かこの話だけ『バサリンコ』とか
『ドドーント』とかになっていて笑えました。