4巻はユーグ、エリクの過去の話の後、ラストバトルへといった感じになります。
4巻単体の内容面での不満はないのですが、種明かしである過去の話が4巻に詰め込みすぎていて全巻通して見てみるとテンポが悪いです。
せめてユーグの過去を一巻、エリクの過去は他の巻で収録できなかったのかな? 3巻までがテンポが良くスムーズ過ぎたというのも有りますが……
あと、ゲームにあったデラーズフリートからのゲルググの譲渡、ガトーからのメッセージのエピソードが無かったのがちょっと残念でした。他の方もレビューされておりますが、ファーストと0083を結ぶなら必要な話だったと思います。
しかし、機動戦士ガンダムU.C.0081単体として見るならよく出来たストーリーだと思います。ラストもハッピーエンドだし、エリクのその後が気になる終わり方ですが、彼があのまま処刑されるとは思えない。
ゲームとは違うラストですが連邦ルート、ジオンルートをその後を含めてうまく纏めた作品だと思います。
規模が小さいと言う意見もありますが、戦後の混乱に乗じたテロ事件の一つとして考えれば十分だと思います。シェリーのガンダムのテストパイロット、水天の涙作戦など、直接的な繋がりのあるシーンが無いとは言え、ガトーやデラーズフリートの決起のプロトタイプ、序章的なイメージも感じられる。
もう一歩、あと一味欲しい作品ではありますが、良作と言っても差し支えない作品です。