CDAの結末の惨さに今まで北爪版Zに手を出していませんでしたが
amazonのレビューの評判の良さに釣れられて購入しました。
とにかく、この巻は面白かったです。
ブライトさんが本編より早くこの巻の冒頭でアーガマに合流します。
なし崩しでエウーゴのメンバーになったZ本編とは違い
ブライトさんもまたスペースノイドの独立自治を願い
地球圏を平和にしたい理想を通じて
恩讐あるシャア=クワトロと邂逅します。
このくだりが
「閃光のハサウェイ(この作品で将来政治家をやってみせようとする)」まで繋がる
ブライトさんの生き様のレールを感じさせ、ホロリときました。
人付き合いがよく面倒見の良いクワトロ大尉ですが
カミーユに対する優しさも態度も実はアムロの影を引きずっている
描写になっています。
アムロとの過去(看破したブライトさんは流石です)がなければ、
もっと自由に好青年、良き指導者として生きられたのかもしれない。
クワトロはカミーユをエウーゴパイロットにする為に
レコアさんに説得を頼み込むのですが、これがまた・・・二人の結末を知る人なら、
思わずカミーユのようにぶん殴りたくなる男のエゴイズムです。
カミーユに対する邪な感情もそうw
(こんなんじゃCDAがなくてもハマーンさまに嫌われるわwって感じっすw)
シャアが「逆襲のシャア」に至るまでの伏線がそれとなく敷かれているのには感動しました。
他にもカミーユ、ブレックスさん、ファの描写も深く掘り下げ
(カミーユ&ファとレコアさんは本当に仲が良い・・・これが
後の別れの伏線になるんでしょうね・・・涙)
ジェリドとライラさんのやり取りや連邦軍、エウーゴ、ティターンズの
立ち居地も判り易く深く描いています。
北爪さんはシャアの思い入れが深い方
(
池田秀一の「三倍速く!! シャアが行く!」 〜ガンダム人間探訪記〜 (角川コミックス・エース)より)
なので、今回の新約Zで集大成として描くおつもりかもしれません。
1stファンでありZから逆襲のシャアまで第一線でガンダムに関わった北爪さん。
2巻まで読んだ感じはZをまとめると同時に逆シャアまでの流れも汲んで
その中間点としてのZガンダムを描こうとしている感じを受けました。
CDAは不満でしたが、今回は付き合って見ますか、と思います。