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機会不平等 (文春文庫)
 
 
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機会不平等 (文春文庫) [文庫]

斎藤 貴男
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

政界、官界、教育界が三位一体で進める階層の固定化。あなたはブリリアントな参謀本部か、ロボット的末端労働力か。驚愕の報告
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

私たちは知らず知らずに階級分けされていく!?昨今の経済学者たちは、グローバリゼーションを生き抜くには競争原理を徹底せよ、と声高に主張する。が、その先にあるのは、機会すら平等に与えられない、新たな階級社会の現出ではないか。真に自由な人間とは何かを問いつづけてきた著者の、総決算的現場報告。

登録情報

  • 文庫: 367ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2004/02)
  • ISBN-10: 4167443031
  • ISBN-13: 978-4167443030
  • 発売日: 2004/02
  • 商品パッケージの寸法: 15 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
60 人中、51人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 白頭
形式:文庫
一言で言えば、グローバリゼーションという言葉に象徴される「市場の原理」が
ビジネスの領域だけではなく、教育、育児、介護など本来、効率性や生産性とは
異なる軸をもった領域にまで侵食していく様。そして、それが唯一の尺度である
かのように周到に推し進める人々、また、受入てしまう人々。

「もう、今までの遣り方ではこれからやっていけない」。誰も反論できないように
思えるこの認識をテコに、新たな装いで復活する「社会ダーウィニズム」や「優生
学」的発想、自己責任の建前で弱者へツケを廻す構造。新たな階級性への移行と
その再生産へ、大きな一歩を踏み出したかにみえる日本。そうした状況に、著者は
危機感を募らせる。

ここ数年、話題になるような「今の日本ここがヘンじゃないのか?」関係の書籍
は、結局、このテーマの周辺を巡っている気がする。賛成、反対の違いはあれど。
自分なりにこの大きなうねりへの処し方を考える意味でも、著者の主張への賛否と
は別に、是非、今、読まれる本だと思う。

個人的には、存在している、生きているだけで満たされない社会は、やはりどこか
異常だと思う。「より高く、より早く、より遠くへ」と、常に全員が叫び続ける社会、
人生が「何かとの見合い」とでしか測られない社会は、成熟とは全く異なる、ある
種の薄ら寒さを覚える。
「日本をリセット」すべく、傲慢な日本のエリート階級の子息を仮想空間で殺害せ

んとする設定の掲題アニメ。鑑賞後の後味の空しさには共通するものがある。

このレビューは参考になりましたか?
42 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 総論賛成、なのだが、、、 2004/9/1
形式:文庫
他のレビュアーも述べているように、本書は「ジャーナリスト」という著者の肩書きを十二分に活かし、膨大な取材を経て完成した傑作であると思う。

学者の書く専門書は理論や実証分析が中心で、実感の湧きにくいものが多いが、本書は(多少うんざりしてしまうほど)多くのキーパーソンが登場し、積極的な取材によって彼らの内面に潜むイデオロギーをうまく暴き出している。

本のテーマからして、読み手の主観によって賛否がわかれそうであるが、多くのレビュアーが絶賛しているというのは、そうした著者の意欲的な姿勢が評価されているのであろう。私もその姿勢に感銘を受けた。
しかし、ひとつ残念なのは、教育問題や経済問題などを同時に扱ったため、主張にこじつけやねじれが感じられることである。

本書では経済学者の中でも特にフリードマンや竹中平蔵氏など、いわゆる新自由主義者を中心にスポットをあてているが、「彼らの主張」=「経済学一般の主張」と錯覚してしまうような構成は危険である。

経済学は「カネ」や「自由」ばかりを追及する学問ではない。経済学は効率性に加えて「公平性」という観点からも分析を試みる社会科学であり、近年「教育経済学」などの領域において、ゆとり教育などの諸問題に対する分析が盛んに行われている。何も経済学は所得格差や階層固定化を容認・促進するようなものではない。所得格差問題を是正しようとする議論も多く存在する。著者の示す「経済学」は一部の派閥によるものに過ぎないのである。
こうした客観性を含めて議論が行われていれば、よりバランスの取れた名著になっていただろうに、と悔やまれる。
しかし、この本の魅力はそれでもなお絶大であり、多くの人に読んでもらいたいと思う。

このレビューは参考になりましたか?
46 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この世の中、本人の努力ではどうにもならないことが、
実は、本人が思っているよりはるかに多い。
そのことをはっきりと教えてくれるのがこの本である。
自己責任で自己実現などというのは、
実は、ごく一部の人間の話で、
成功しているように見える人間の多くは、
親の七光りなど、裏コネ=他人の力でそうなっているだけで、
普通の人間は、努力をしてもそうそう報われないのが今の社会である。
まず、この社会をまともな努力が報われる社会にすること、
それが自己実現の第一歩であることを、この本は教えてくれる。
それをおろそかにしていては、努力の成果は、
結局、他人にかすめ取られて終わりである。
このレビューは参考になりましたか?
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投稿日: 2010/6/11 投稿者: ちゃれんぢゃ〜
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投稿日: 2008/7/2 投稿者: MATHMATICS
5つ星のうち 4.0 格差の起源と向かう先を見つめて。
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投稿日: 2006/9/28 投稿者: けんたま
5つ星のうち 5.0 残りカスに人権なし、か…
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投稿日: 2006/9/2 投稿者: 一般人
5つ星のうち 4.0 ずっと昔から不平等だった。
大手人材派遣業者から流出した派遣スタッフの情報に、容姿についてのABC三段階評価が含まれていた。派遣スタッフは専門的な技能や経験だけで評価されるはずだが、実態は風... 続きを読む
投稿日: 2005/12/18 投稿者: よしぼぉ
5つ星のうち 5.0 恐ろしい現実
これまで所得格差の拡大や新たな階級社会の出現を予測する書籍は何冊か読んだが、本書は政策立案に影響力を持つ人々へのインタビューが多く収録されており、リアリティーがあ... 続きを読む
投稿日: 2005/1/29 投稿者: hazel_nuts
5つ星のうち 4.0 深く考えさせられた
 まるで映画のパンフレットのような薄っぺらい小学校
高学年の理科の教科書を見て驚いたばかりのタイミングで
この本を読んだ。... 続きを読む
投稿日: 2005/1/19 投稿者: ny
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