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橘花抄
 
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橘花抄 [単行本]

葉室 麟
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

どんなに困難でも、自分に悔いなき道を歩む。他に歩む道などないのだから―。両親を亡くし、黒田藩で権勢を振う立花重根に引き取られた卯乃。後添えにと望まれるが、父の自害への重根の関与を聞かされた卯乃は、懊悩のあまり失明してしまう。前藩主の没後、粛清が始まった。減封、閉門、配流。立花一族は従容として苦境を受け入れるが、追及は苛烈だった。藩主の命を受けて、重根と弟・峯均を密かに狙う隻腕の剣士・津田天馬。宮本武蔵の二天流と佐々木小次郎の巌流。倶に天を戴けぬ二流の対決の秋が迫る。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

葉室 麟
1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2004年『乾山晩愁』で歴史文学賞を受賞し、作家デビュー。07年『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞。09年『いのちなりけり』が直木賞候補、『秋月記』が山本周五郎賞・直木賞候補、10年『花や散るらん』が直木賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 365ページ
  • 出版社: 新潮社 (2010/10)
  • ISBN-10: 4103280115
  • ISBN-13: 978-4103280118
  • 発売日: 2010/10
  • 商品の寸法: 19.4 x 14.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 26,074位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
ここ数年読んだ時代(歴史)小説の中では、山本兼一の『利休にたずねよ』に並ぶ あるいは凌ぐ大傑作!

主人公 卯乃が立花重根に引き取られたその日にかけられた

『泣くではない。泣かなければ明日は良い日が来るのだ』
『そなたが来たことを寿ぐ桜だ。きっと良いことがあるぞ』
『よう、こらえたな。やがてうれしい涙を流す日も来よう』

何気ない言葉でありながら、物語冒頭のこのセリフを読んだだけで“傑作”の予感にやや大げさに言えば心が震えたが、予感通りの良書でした。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ささ
形式:単行本|Amazonが確認した購入
 葉室凛の作品のなかで一番感銘を受けました。
 直木賞をとった「蜩ノ記」も面白いですが、私はこの作品が一番好きです。
 折り目正しい生き方をするとは、こういうことなのかなあと考えさせられました。
 この作品には、強く健気な女性が何人もでてきます。それらの女性の一途な生き方がすばらしい。人間の品格とは、他人が勝手に感じることで、生きているその人が他人に誇るものではないのだよと作者に言われているような気がします。
 話の筋に違和感を感じる部分もありますが、そんなことは全く気にならないくらい面白いです。
 とにかく読んでほしい作品です。
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