『橋をかける』とは、どことどこをつなぐ橋なのか、知りたいと思って読む。
その橋は二つあって、他の人と結ぶ橋と内なる自分自身に向かう橋でもあるという。
言い換えれば、自分以外の人がどれだけ深くものを感じ、どれだけ多く傷ついているかを気づかされたことである。この世を生きるためには悲しみに耐えること、反対に喜びに向かって伸びようとする心が養われるとしている。人生の全てが決して単純ではないこと、複雑さに耐えて生きていかなければならないことを本によって教えられる。
子供たちが、自分の中にしっかりした根を持つために
子供たちが、喜びと想像の強い翼を持つために
子供たちが、痛みを伴う愛を知るために
子供時代の読書の意義を優しくじっくり語りかけてくれている。