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橋ものがたり (新潮文庫)
 
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橋ものがたり (新潮文庫) [文庫]

藤沢 周平
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 文庫: 389ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1983/04)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101247056
  • ISBN-13: 978-4101247052
  • 発売日: 1983/04
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 藤沢周平氏の作品は剣の達人である侍が活躍するものが多いようですが、この短編集「橋ものがたり」は、一話一話が100万人もの江戸町人の誰かの物語です。普通のひとの物語です。

 誰だって、愛しさや期待や喜びに酔い痴れることがあるし、誰だって、敵意や激情や嫉妬が突き上げることがあるものです。そうした誰にでも覚えのある、たくさんの感情が丁寧に描かれています。

 実際、ひとびとの暮らしがそうであるように、物語は必ずしもハッピーエンドではありません。それでも、江戸の町の、今よりも少しゆっくりした時間の中で演じられるこれらの物語は、どれもふうわりと優しさに包まれています。劇中の全ての人物が許されているのです。

 読み終わると、「それでいいんだよ、きっと」と登場!人!!物たちの肩を叩いてあげたくなります。同時に、自身の日常についても「それでいいんだよ」と認めてもらえた気持ちになります。
 明日からは少しだけ生きやすくなる、そういう作品です。

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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
橋にまつわる10編からなる短編集ですが、とっても切ない恋愛模様が描かれてます。
当時の橋は今みたいに鉄道がなかったので人々にとって重要な役割をはたしていたのが覗えます。現代の駅みたいな役割を果たしてる感じですね。

とにかく出会いや別れを情感溢れるタッチで紡いでおります。

どの話も本当に良く出来ており苦しみ悩みつつも情熱を持って生きている姿が胸を打つ。
そんなに展開的に無理はないし、時代物であるだけにあざとさも感じられない。
特にセリフが自然体で受け入れやすかったですね。

読み終えて、生きて行く上で大切なのは結果より過程であるということを教えてくれてるように思えました。

橋の向こうは違った生活が営まれてる点が作品全体を支えてるような気がして、思わずそれぞれの橋を東京に行って散策したい衝動に駆られますよ。

多作な作家さんなので1冊だけでは判断できないと思いますが、文体的にはしっとりしていて乙川さんよりは読みやすそうです。

早く読みすぎてもったいなかったかなあ。また再読しますね(笑)

特に良かった短編・・・「約束」「思い違い」「赤い夕日」
ただし10編ともハズレなしです。

無性に人がいとおしくなる1冊です。

このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
人間はとても弱い存在で、欲望に負けてしまったり、現実に流されて理想を失ってしまったりする。

しかしそれでも、どこかに希望はあるべきだ、それを証明するために愛する人の過ちを赦したり、愛する人を信じて自分を犠牲にしたりする。

ごく普通の、市井の人々が、「ここぞ」というときに勇気ある言葉を発するドラマの数々……。

そのきっかけはいつも、橋であり、それは、とりもなおさず、一生に一度でもいいから、「真っ正直に」突き進んでみようという決意の生まれる場所なのだ。
ここで自分に嘘をついたら、向こう岸には渡れない、、、そんな思いで、男も女も橋を渡る。

すべての物語の根底に、どんなちっぽけな人間にも、「理想」や「希望」に向かうパワーがあるべきだ、というあたたかいまなざしが感じられる短編集。
一篇、一篇、じっくりと味わって読みたい一冊。
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投稿日: 2007/8/19 投稿者: voodootalk
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人と人、場所と場所を繋ぐ橋。

その周辺で繰り広げられる人々の話。... 続きを読む
投稿日: 2007/2/25 投稿者: きのぴ
最初から最後まで…
作品のみならず解説もすばらしいです。作品に心を動かされて、ほぐれてゆるくなってるところに井上ひさしさんの解説でまた、どーんととどめをさされる。... 続きを読む
投稿日: 2006/12/5 投稿者: himico
橋の両側にあるもの
本作は「橋」を共通のモチーフとした短編集。橋の向こう側と、こちら側。渡る人、渡らない人。... 続きを読む
投稿日: 2005/3/9 投稿者: 赤枕十庵
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