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橋の上の「殺意」―畠山鈴香はどう裁かれたか
 
 

橋の上の「殺意」―畠山鈴香はどう裁かれたか [単行本]

鎌田 慧
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,890 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「畠山鈴香は人間ではない」と、それでもあなたは言いますか?33歳のシングルマザーは何故、幼い命を手にかけたのか?死刑判決待望論に挑み、「破滅」と「殺意」の深層に迫って書き下ろした、著者畢生のルポルタージュ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

鎌田 慧
1938年青森県弘前市生まれ。64年に早稲田大学文学部を卒業後、新聞、雑誌記者などを経て、フリーのルポライターとして独立。著書は、『反骨 鈴木東民の生涯』(講談社文庫/新田次郎文学賞)、『六ヶ所村の記録』(岩波書店、講談社文庫/毎日出版文化賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 318ページ
  • 出版社: 平凡社 (2009/06)
  • ISBN-10: 4582824528
  • ISBN-13: 978-4582824520
  • 発売日: 2009/06
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本書は、ジャーナリストで

公害や狭山事件などに関する著作がある著者が

2006年に起きた児童殺害事件の被告人について記した著作。

被告人の生い立ちから、結婚・出産を経て

事件、逮捕に至るまでを、

同級生や知人の証言や

公判に現れた証言・証拠などをもとに追います。

幼い日のいじめや虐待、地域社会での孤立

我が子に対する複雑な思いと

第二の被害者への理不尽な殺意―

いずれの記述も痛切で、胸を締め付けます。

なかでも、個人的に最も印象深かったのは

第一の事件現場である橋の模型まで持ち出し

執拗に行われた、公判廷での検察の尋問の描写。

検察官の言葉は一言一言が鋭く

読者である私の心も貫かれるような感覚に襲われました。

犯罪被害者の悲しみ、加害者家族の困惑

犯罪報道や取材のあり方、

刑事手続きにおける鑑定や事実認定のあるべき姿

そして犯罪被害者保護、死刑制度―など様々な問題提起をする本書。

被告人に同情的な書き方には

違和感を覚える方もいるかもしれませんが、

刑事事件や刑事制裁について、感情ではなく、

自分の頭で考え判断するため、

一人でも多くの方に読んでいただきたい著作です。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この事件をTVで見たとき
「なんて恐ろしい女だろう。
2人も子供を殺すとは・・・見るからに気味の悪い女。
どんよりした邪気がいっぱい。うわ〜いやらしい。」
それが私の印象でした。
著者の丹念な取材&描写を読んで
この女性の悲惨な人生、報われることのない痛苦の連続に
暗澹たる気持ちになりました。
私がこの人の立場ならどうだろ。
きっとやっぱりダメになってしまっていたかも。
だいたい最初の長女に対しては本当に殺意があったのか?
著者はそこにも疑問を抱いているようです。
この著者、少々感傷的かな?とも思いましたが
誰からも鬼畜のように罵られるこの女性に
一人くらいはこんなにまじめに考え続けてくれる人が
いてもいいのじゃないでしょうか。
それにしてもこの熱意も技量もない弁護士たちもあんまりです。
弁護士ならやはり被疑者を守らなければ。
そして私の一番強い印象は
マスコミってやっぱり怖い。
自分で考えてるつもりでも
知らず知らず煽られて誘導されているもんだな、っていうことでした。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
今を描く力 2011/5/7
形式:単行本
この本について取材が足りないとか片寄っているとか言いたいことはたくさん言えるだろう。しかし、この本の稀少さ、筆者のすごさは、事件が風化する前のまさに最中、渦中にある時点で表に出したことだと思う。
事件(裁判)がホットなときに、しかも、このような観点からの執筆には勇気がいるし、決断が求められることも多いはずだ。しかも、これだけの質をもって。その点だけからも満点評価に値すると思う。
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