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橋のない川〈1〉 (新潮文庫)
 
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橋のない川〈1〉 (新潮文庫) [文庫]

住井 すゑ
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

級友が私だけを避け、仲間はずれにする。差別―その深い罪について人はどれだけ考えただろうか。故なき差別の鉄の輪に苦しみ、しかもなお愛を失わず、光をかかげて真摯に生きようとする人々がここにいる。大和盆地の小村、小森。日露戦争で父を失った誠太郎と孝二は、貧しい暮しながら温かな祖母と母の手に守られて小学校に通い始める。だがそこに思いもかけぬ日々が待っていた。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

住井 すゑ
1902‐1997。奈良生れ。女学校中退後、投稿を始める。17歳で講談社の婦人記者に応募、採用されるが、一年で退社。19歳で農民作家犬田卯と結婚、農民・婦人運動に関わる。’35年、夫の郷里茨城県牛久沼畔に移り、四人の子と病身の夫を抱え、執筆と農耕で生計をたてる。’59年、夫の納骨の日に部落解放同盟を訪ね、大河小説『橋のない川』に着手、’73年までに第一部から第六部を刊行。一旦筆を置いたものの、’92年、90歳で第七部を完成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 672ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (2002/06)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101137021
  • ISBN-13: 978-4101137025
  • 発売日: 2002/06
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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By カスタマー
形式:文庫
部落問題・・・よく耳にはしますが漠然としていて真剣に 考えた事がありませんでした。 この大きな問題を、貧しい小作農の家族を軸に笑いあり 涙ありで話が進んでいきます。 人間として扱われない者の苦しみ悲しみ怒りを痛切に 感じました。 第八部執筆の前に、お亡くなりになってしまった筆者。 とても残念です。
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
愕然としました。この国のことを何もわかっていなかったと思い、恥ずかしくなりました。部落差別は子供の頃、社会のテストでかならず出題されていたけれど、言葉(単語)として覚えさせられただけで、先生はこんなふうには教えてくれなかったと思います。

差別にもがき苦しみながらも、登場人物はみずみずしく、賢く成長していきます。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Rumiko トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
明治維新が終わり、日露戦争が終わっても、江戸時代、エタとして扱われた家々、部落は
いまだに不当な差別を受けていた。それは、そんなエタの家族の物語。

かつての日本で、アメリカや南アフリカの人種差別に匹敵するほどの
差別が公然と行われていたとは、と、その事実に衝撃を受ける。
と同時に、不当な差別と苦しい暮らしにもかかわらず、笑いを忘れず、支えあって
生きる部落の結束力と家族の力を、眩しく感じた。

この第一巻では、まだ幼い少年孝二の、真実を射抜く鋭い考察力に目を見張る。
うそやでまかせにおどらされている大人たちをしり目に、自分の力で
物事を考え真実を追求していく様は、古代ギリシャの哲学者そのものではと
思わざるを得ない。

部落差別というぞっとする過去を(もしかして今もあるのだろうか?)描くとともに、
家族の暖かさやこどものたくましさをも丁寧に描いている傑作。
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