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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
私の一番好きな巻,
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レビュー対象商品: 橋のない川 (2) (新潮文庫) (文庫)
私はこの2巻が一番好きです。少年・孝二の純なこころ、そんな彼に対する周りの仕打ち。 前向きに戦う青年・孝二は、この2巻のシーンにて目覚めたのだとおもいます。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「破戒」と「大逆事件」,
By yuriko (横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 橋のない川 (2) (新潮文庫) (文庫)
1巻ではまだ幼く、健気さが目立った孝二でしたが、2巻では成長とともに、どうにもならない世間の差別という現実にぶつかり、悩み苦しむ中で自分の道を見つけていく過程が描かれています。大切な人の死、小森での痛ましい事件を経験し、エタとは?差別とは?社会とは何か?を、読者も孝二と共に真剣に考えさせられます。 ここでキーワードとなるのは島崎藤村の「破戒」と「大逆事件」でしょう。 不条理な社会の成り立ち、そこで差別される側の人たちは、最低限の人権さえ当たり前のように奪われなくてはならない。 丑松の懺悔を卑怯だと言いながら、部落を出れば丑松にならざるを得ない誠太郎や秀昭、 差別を否定しながら、心の奥底では差別をしていることにさえ気づかない教師たち、 身分の違う同級生との残酷な恋、 さまざまな人間の弱さと運命の理不尽さに揉まれながら、孝二は社会に立ち向かっていく強い人間に育っていきます。 悲惨な差別の実情を描きながら、一貫して流れる人間愛が、不思議と、勇気と希望を読者に与えてくれます。
5つ星のうち 5.0
人間の本当に大切なものを考えさせてくれる本。,
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レビュー対象商品: 橋のない川 (2) (新潮文庫) (文庫)
この本は何十年か前、中学校の若い社会科の先生が「絶対に読んでほしい。」と卒業前の半年間、社会科の毎時間10分を使って、読み聞かせをしてくれた本です。そのときは、さわりだけだったので、どれほどの内容がよくわかりませんでしたが、先生の熱意だけはなんとなくわかり、いつかは読まなくちゃ、と思っていました。今、読んでみて、同じ日本人なのに人種差別がまかり通っていたこと、それがほんの100年くらい前のこと、ということにショックを受けます。現代の「いじめ」もまったく共通するものがあって、誰かをターゲットにしたらそこで差別が始まる。たまたま「エタ」となった家系の主人公たちがその差別に苦しむこと、それはそれぞれの持つ人間性に全く関係なく続けられていくこと、人間とはなんと体制に流されやすい生き物かということをつくづく思います。読んでいるのは、まだ2巻の途中ですが、主人公の兄弟がどのような人生になっていくのかを、読みながら一緒に追っている実感です。若い人たちにぜひ読んでほしい本です。
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