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橋のない川〈第1部〉
  

橋のない川〈第1部〉 [単行本]

住井 すゑ
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

奈良盆地の小さな村“小森”。そこに住む人々は、いわれのない差別の壁に囲まれ、貧しさに苦しみながらもなお愛を失わず、明るく真摯に生きていた。日露戦争で父を失った誠太郎と孝二の幼い兄弟は、母と祖母の温かい手に守られて、素直に、感受性豊かに成長する。しかし、小学校に通いはじめる頃、彼らは、自分たちを包む、暗い不安な環境に気づきはじめる。級友たちの針のような侮蔑の言葉、そして、無言の圧迫…。それは、生涯にわたる闘いの幕開けだった―。“部落”の歴史にメスを入れ、人間の尊さを謳いあげる不朽の名作。

登録情報

  • 単行本: 503ページ
  • 出版社: 新潮社; 〔新装決定版〕版 (1992/05)
  • ISBN-10: 4103111089
  • ISBN-13: 978-4103111085
  • 発売日: 1992/05
  • 商品の寸法: 21 x 15.5 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 897,431位 (本のベストセラーを見る)
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34 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 勉強になりました, 2001/3/18
By カスタマー
部落問題・・・よく耳にはしますが漠然としていて真剣に 考えた事がありませんでした。 この大きな問題を、貧しい小作農の家族を軸に笑いあり 涙ありで話が進んでいきます。 人間として扱われない者の苦しみ悲しみ怒りを痛切に 感じました。 第八部執筆の前に、お亡くなりになってしまった筆者。 とても残念です。
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 何も知らなかった。, 2006/7/20
愕然としました。この国のことを何もわかっていなかったと思い、恥ずかしくなりました。部落差別は子供の頃、社会のテストでかならず出題されていたけれど、言葉(単語)として覚えさせられただけで、先生はこんなふうには教えてくれなかったと思います。

差別にもがき苦しみながらも、登場人物はみずみずしく、賢く成長していきます。
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 部落の差別問題と、子どもの真実を見抜く目, 2009/10/14
By 
Rumiko (横浜) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
明治維新が終わり、日露戦争が終わっても、江戸時代、エタとして扱われた家々、部落は
いまだに不当な差別を受けていた。それは、そんなエタの家族の物語。

かつての日本で、アメリカや南アフリカの人種差別に匹敵するほどの
差別が公然と行われていたとは、と、その事実に衝撃を受ける。
と同時に、不当な差別と苦しい暮らしにもかかわらず、笑いを忘れず、支えあって
生きる部落の結束力と家族の力を、眩しく感じた。

この第一巻では、まだ幼い少年孝二の、真実を射抜く鋭い考察力に目を見張る。
うそやでまかせにおどらされている大人たちをしり目に、自分の力で
物事を考え真実を追求していく様は、古代ギリシャの哲学者そのものではと
思わざるを得ない。

部落差別というぞっとする過去を(もしかして今もあるのだろうか?)描くとともに、
家族の暖かさやこどものたくましさをも丁寧に描いている傑作。
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