前巻で独英講和、独ソ、日ソ戦という新しい状況を提示して始まったこのシリーズの二巻である本書では、ついに日米戦のゴングが打ち鳴らされる。
ドイツの影響下にあるオランダ政権との合意によって南方資源地帯に進出し、輸入品の土木機械で飛行場を建設する日本に対して、武器援助のみならず、義勇航空隊によってソ連を援助するアメリカ、双方の利害の対立はついに北方海域を舞台にした武力衝突に至る。
独逸との交流を深める日本、レンドリースの必要がなくなり、義勇兵や武力衝突によって日本の情報を得たアメリカ、どちらのアドバンテージが勝るのか、あっと驚く開戦への経緯と山本五十六の非戦の戦略が今後どう繋がるのか楽しみである。