最近国内、特に九州で山が荒廃していると聞きました。
それは外国材が円高等諸事情で高騰した結果、比較して安価になった国産材を利用するために国内の人工林を効率優先で伐採し、そのために荒れているとの事でした。
人工林は、使うために植えたもの、でも荒らすような伐り方でいいのだろうか?そう疑問に思いました。
そして、今までは外国でこんな環境負荷を与えるような事をしてきたのだと言う事が理解できました。
人工林は使うために植えたものです。
でも、だからと言って伐採経費を安くするため、効率優先の山が荒れるような作業を続けてもいいのだろうか?
本書を読んで、その疑問はある確信に変わりました。
それは、木を切って、使ってもかまわない。ただし、木に対する畏敬の心を持ち続ければ、です。
木に対する畏敬の念があれば、そこに木に対する感謝の心が生まれます。そして、木が生まれ出た山を荒らそうなどとは考えないと思います。
人間は自然の一部でもあり、自然を保護する事も、変えてしまう事も出来る唯一の生物です。
しかし、それは決して自然を我が物のように扱っていいと言う意味ではないと思います。
そう勘違いすれば、必ずしっぺ返しをくらうと思います。
樹木に対する、自然に対する畏敬の念を失ってしまえばどうなるのか?
本書には、この事に対する樹木からの言葉が散りばめられています。
そして、樹木、自然がどれだけ人間に「無条件に恩恵を与える」存在であるかも。
この本は、林業に従事する人たちにもぜひ読んで欲しいと思います。