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投稿者: てんとう虫号 (詳しいプロフィールを表示) 文芸書の装幀の第一人者・菊地信義のエッセイ集。本好きなら誰しも納得すると思うが、菊地信義の装幀は、単なる内容の説明に留まらず、見せる。魅せる。そのデザインを支える感性と美学が、文章の形で表現されているのがこの本。決してデザインそのものを語っているわけではなく、洗練された五感をもった一芸術家、そして野心家という人間像が浮かび上がってくるのだ。文章そのものも官能的ですばらしい。もしかすると日本一多くの文章を読み込んでいる人物なのだろうが、いまどきそうそうお目にかかれない言葉遣いが、いやみなく使われていて、日本語そのものの美しさにもはっとさせられる。 続きを読む |
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