穿孔性昆虫は一般の人にとってもなじみの薄い昆虫だろう。
しかし、カミキリムシ、カブトムシ、クワガタムシと訊くと、知らない人はいない。
穿孔性昆虫がどんな生活環をおくり、寄主である樹木とどんな駆け引きを行っているのか非常に興味深いところである。この本には、スギカミキリ、マツノマダラカミキリ、オオゾウムシ、キバチ、シロアリ、クワガタムシなど最新研究の知見が紹介されている。
生態学者はもとより、生物学や農学、林学の研究者は必読の書と言えよう。
学生や昆虫マニアの方々にとっても、読んで得をする最高の傑作と言っても過言ではない。
「なら枯れ」もキクイムシが深くかかわっており、現在も研究が進んでいる。将来、最新の研究も踏まえながら、版を重ねていって欲しい。