無論、私はCIAや内調(内閣情報調査室)など情報機関の“回し者”ではないけれど(笑)、作者の飯山一郎さんが主催する「LittleHP」について、私は長いことウォッチしてきた。飯山さんは「超微粒子化による汚泥の消散処理プロセス=グルンバ・エンジン」や「有機物の生分解と発酵菌群による腐敗臭の除去=乳酸菌の活用」などでもお馴染みであるが、日本(北東アジア)の古代史にも精通している。確かに、“異端”ではあるけれども…(笑)。この飯山=
山形明郷流“異端の古代史”の理解なくして、「横田めぐみ」さんと「金正恩(=金王朝)」の関わりを素直に(!?)解釈するのは難しいかもしれない。
それはそうとして、今年(2012年)に入って“不可解”と言えるような動きがあり、そのことは飯山さんも指摘していた。一つは、松原仁・拉致問題担当相(兼国家公安委員長)が1月14日、川崎市にある横田邸を“わざわざ”訪れた、という事実。そして、二つ目は、それに先だって、中井洽・元拉致問題担当相が1月9~10日の両日、中国東北部で北朝鮮の宋日昊(ソン・イルホ)・朝日国交正常化交渉担当大使と極秘の会談を行った、という報道だ。後者については、飯山さんのHPで知ったのだが、前者の場合、私もTVのニュースを見ていて、横田さんご夫妻の“意外”とも思える反応に、ちょっと驚いた。
本書にある“裏のトーン“は、飯山さんとヤン教授とゴールデン・タイガー(金虎)氏の関係でも、金正恩の「生みの親」とされる高英姫(コ・ヨンヒ)と和田アキ子との関係でも全くなく(笑)、何と言っても「絶対極秘の皇太子」だった金正恩と胡錦濤・国家主席ら中国指導部等との関係であろう。胡錦濤らの金正恩に対する“気の使い方”が尋常でないことは当書で明らかだ。そうした事実で想起されるのは、次期国家主席と目されている習近平の2009年における今上陛下への拝謁問題である。この件は、あまり注目されていないが、私は“北東アジア史”を通覧する上で、重要な意味を持つ、と考えている。