「成功」や「名声」ではく「消滅」への軌跡。
選手、サポーターではなくマスコミから流れ始めた「合併情報」。
全日空の突然の裏切りによって混乱し交錯する情報に瞑想する選手、スタッフ、サポーター。署名、横断幕、募金、選手協会への呼び掛け、川淵チェアマン(現キャプテン)への直訴..あらゆる手段を駆使し「白紙撤回」を訴えるも全日空は12月2日、4日まで調印しないという約束を破り「合併調印」する。
「選手生命に影響する」ということからボイコットを諦め挑んだ天皇杯優勝..
エンゲルス監督がこぼした「カップ戦で優勝したチームがなくなるなんて、外国じゃ考えられない」という一言にはJリーグのチームが理念通り地域・行政・企業の3位一体でなりたっていないことの証明になる。
後半には8年間のチームの記憶、サンパイオ、楢崎、永井、三浦ら離れていくチームメイト、監督への言葉、第2のフリューゲルスを生まないための誓いが綴られている。