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読んでいて納得し難い部分も当然ありますけど、玄関用の照明をキッチンにつけてしまうなど規定のモノに満足せずオシャレなものを追求していく様子を読んでいて、あ~私もそう思っていた!そうそう日本のスタンダードってダサイよね~!うちも照明つけるとき住宅メーカーの提案を全部却下したなぁなどなど共感してみたり、そうかこんな風にすればいいんだね!これはオシャレだ!と目から鱗の内容も盛りだくさんです!なにより、キレイな写真入りですので眺めているだけでもいいと思います。
「無駄な情報を切り捨てよう。新聞や雑誌なんて、なくても生きていけるのです」
ともおっしゃってますが、
それを言ったらこのテのエッセイ本などは確実に
「いらないもの」に分類されるのでは?
ちょっと無理すれば私にも手が届きそうなファンタジー…
というノリで読むべきとは思うのですが、
実際は庶民には手の届かない「芸能人のお宅拝見!」みたい。
そういうのが好きなら。
第一章はちょっと長い著者の青春住まい歴ですが、ここで、この「お姫様」感覚がどのようにして板に付いたのか、アメリカ留学かぶれだけではないことがわかってきます。
なにしろ、思いついたら実行あるのみ、冷え性や働き過ぎ、はたまた遊びすぎとあくまで戦おうという気力が素晴らしい。 しかも、自分にとっての「快適」だけをめざして。
圧巻は、少女時代やむなく手放したピアノを、当時の値段で買い戻し、
八ヶ岳から杉並の自宅まで 運送費をかけて運び込むところです。
取り戻したピアノで ひとしきり楽しんだあと、著者はすっかりそのピアノへの執着心を失い、更に次の引っ越しの際に人に譲ってしまうのです。
取り戻したピアノについては、既に自分の中で思い出として昇華している、と自覚するのです。
人間の執着心というものの正体を教えられたように思いました。
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