世界史を年代で輪切りにしながら、同時代的に俯瞰しよういう試みである。
たとえば、ソクラテスと釈迦と孔子は、ほぼ同時代の人である。
普通に教科書を読んでいる限りでは、なかなか気がつかないが、
そういうところが一目瞭然。そこがまずおもしろい。
また260ページ程度(しかもその半分は図)の中に
5000年分の歴史を突っ込んでいるので、
細かいところを捨てた分、世界史の大きな流れというのがわかりやすい。
ヨーロッパと中東は5000年の昔から国土をめぐって、勝ったり負けたり。
あるときはペルシャ帝国。あるときはローマ帝国。またあるときはオスマントルコ帝国。
現在はアメリカが圧倒的な国力で中東に介入しているが、それもここ100年のこと。
本書を眺めていると、歴史をみる単位が2〜300年単位になる。
この点も新鮮であった。
それにしても人類の国土をめぐる争いはいつ終わるのだろうか。