部下を頭ごなしに怒鳴りつける上司、“鶴の一声”で全てが決まってしまう会社、正義をふりかざし世論を誘導するマスコミ――。それらの背後にひそむ権威主義を社会心理学の立場から徹底解剖する。
まず、その研究の発端であるホロコーストを検証。同調や服従はいかに増幅され、ナチスの暴走を許したのか。カリスマ、教条、集団ナルシズムなど権威主義を支える条件を見極める。
「権威」とは技能や知識の格段に優れた人が自然に発する光のことであるが、「権威主義」は、本来的な権威のない人が無理に発しようとする圧迫感のことである、と説く。そして、身近にいる権威主義的人物の特徴を分析。「偉人の言葉を引用する人」「役割を過剰に演技する人」「好き嫌いで人を評価する人」「清濁併せ呑めぬ人」…。あなたの上司、あなた自身は大丈夫か? 組織のあり方を真摯に考える人のための一冊。
登録情報
|
P3「権威」とは、特定の分野で技能や知識の格段にすぐれた人が自然に発する光のことである。それに対して「権威主義」は、本来的な権威のない人が、権威のあるふりをして無理に光を発しようとしたり、自分自身に権威がない人が、権威者の威を借りて光ではなく圧迫感を発しようとするときに発生する。
P4権威主義の最大の問題は、最終的にそれが非倫理的な行動や、リスクの高い行動を無理強いすることである。身内の論理と社会の倫理が食い違うとき、身内の病んだ論理を教条とすることを要求する。そして、個人の良心の発揮を妨げる機能を果たす。・・・
これら文章に思わずうなずいてしまう人は、少なからず権威主義に苦しんだ経験がある方だと思います。そういう方に特にこの本はお勧めです。自分が何に憤りを感じていたのかが整理され、それだけでも随分楽になると思います。
また、経営者層やマネジャー層の方々には絶対に読んでいただき、自らの行動を省みるきっかけにしていただきたいと思います。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|