ただひとり生き残った恐るべき敵手・島の王とアトラン提督との壮絶な死闘を描く大長編SFスペース・オペラ宇宙英雄ローダン・シリーズ第150巻。本国ドイツでの通算300巻目を飾る執筆者は新鋭作家の競演フォルツとエーヴェルスです。ここまでの作者別登場回数順位はダールトン72、マール65、フォルツ51、シェール44、ブラント38、エーヴェルス26、ショルス4となります。ローダンは島の王たちの本拠惑星タマニウムの制圧に成功した。激戦の末、二番目の島の王トリナル・モラトは狂気に陥り事故死する。そしていよいよ唯一人となった島の王との対決が迫る。
『権力の果て』ウィリアム・フォルツ著:崩壊寸前となった惑星タマニウムにアトラン提督と星の女王ミロナが潜入する。島の王たちの高度な科学技術の秘密を、ポジトロニクスから探り出そうとする目的だった。しかし、油断したアトランに最後の島の王が決死の対決を挑んで来る。『モルゲンロート星域に警報』K.H.シェール著:2406年2月に島の王との戦いは人類の勝利で幕を閉じた。太陽系帝国はその後30年空前の繁栄期を迎える。銀河では‘魅力的な詐欺師’と称される自由商人が台頭して来た。自由商人たちの司令官はロワ・ダントンという謎の人物で十八世紀末期の服装に身を包む変わり者だった。やがて2435年8月、突如ある宇宙規模の紛糾が勃発する。
島の王との行き詰まる死闘は、アトラン提督に複雑な心情を呼び起こし苦戦を強いられます。尚、謎に満ちた最後の島の王の正体はカバーイラストと開巻すぐの口絵を見ればわかりますので、隠してくれる配慮があれば良かったなと感じ、少しだけ残念です。これでローダン・シリーズ第6期が完了し、第7期へと物語は突入して行きます。