内容紹介
標高3193メートルの南アルプス北岳山頂――高山病に罹ったらしい小学5年生の息子・涼が訴えた頭痛で、早めの下山を決意した滝川。高度が下がるたびに、行き交う登山者たちの口から発せられる「携帯電話不通」「相棒クライマー行方不明」という言葉。そして、まるでデポされたかのように置き残された登山用具、無人状態のテントと山小屋……。標高2800メートル以下で、立て続けに起こる怪異現象に父子は? アウトドアホラーの傑作!
出版社からのコメント
ホラーで名うての作家がアウトドアを舞台に、人間心理を巧みに描く、新感覚ホラーサスペンス! 特別書下し短篇も収録!
著者について
1960年、山口県生まれ。明治学院大学卒。雑誌記者、フリーライターなどを経て作家に。山梨県北杜市在住。『約束の地』で、第27回日本冒険小説協会大賞および第12回大藪春彦賞をダブル受賞。有害鳥獣対策犬ハンドラー資格取得。山梨県自然監視員。