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この本では、本文の下の欄に図解と注釈があるので、その都度巻末を参照する手間がなく、とても便利で分かりやすくなっています。
またこの本には、一葉の小説のほかに、日記が抄録されています。一葉の日記は、日々の暮らしの記録というレベルのものではなく、その文章はとても美しく読み応えがあります。
にごりえ、たけくらべ・・・この絵巻物にこめられたものは、一葉の怨念である。文学にとりつかれ、命を切り売りした者の復讐の声である。世の退屈な書物に取り巻かれている哀れな読者よ!是非この劇薬のはいった杯を見事かたむけ、喉に灼けつくような痛みを味わうがいい。
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