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樅ノ木は残った (上) (新潮文庫)
 
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樅ノ木は残った (上) (新潮文庫) [文庫]

山本 周五郎
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

生誕100年。いま、この時代だから、山本周五郎の世界。必死に生きる私たちを静かに励ましてくれる……。

仙台藩主・伊達綱宗、幕府から不作法の儀により逼塞を申しつけられる。明くる夜、藩士四名が「上意討ち」を口にする者たちによって斬殺される。いわゆる「伊達騒動」の始まりである。その背後に存在する幕府老中・酒井雅楽頭と仙台藩主一族・伊達兵部とのあいだの六十二万石分与の密約。この密約にこめられた幕府の意図を見抜いた宿老・原田甲斐は、ただひとり、いかに闘い抜いたのか。


登録情報

  • 文庫: 448ページ
  • 出版社: 新潮社 (2003/02)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101134642
  • ISBN-13: 978-4101134642
  • 発売日: 2003/02
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 69,977位 (本のベストセラーを見る)
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22 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫|Amazonが確認した購入
文芸評論家の奥野健男さんが、「若い頃、太宰治の文学に感動した人は、必ず中年になり山本周五郎の文学に感銘する。二人は単に物語が面白い文学者ではなく、自分の人生に深くかかわる、自分の人生を決定する力を持っている文学者である。」と書いていた。私も40歳。原田甲斐の自分の宿命に対する静かな諦観がこの小説の魅力。自分の行動が理解されなくてもかまわない。期待してはいけない。ただ、仙台62万石の存続のために自暴自棄に陥ることなく自分の生涯をささげる。このような生き方は苦しい。原田甲斐の子どもたちは切腹になった。それも原田甲斐の真の意図を理解せずにだ。こんなむなしい人生あるだろうか。お家取り潰しの萌芽が出たら、それを火消しすることに人生を尽くす。でも人々は理解してくれない。愚直な生き方。そしてさあ、あなたはどう生きると突きつける。長編だが、一気に読んでしまった。
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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
時代小説といえば、司馬遼太郎のしか読んだことがなかった。随筆のような筆致で行間にたっぷり芳香を含んだような司馬遼の文章も大好きだが、山本周五郎の骨太の筆致というかがっしりした構成も魅力的。登場人物がみんな印象的な役割を演じつつクライマックスに収斂していくところなんて完全に徹夜覚悟。伊達六十万石を割ろうと次々に仕掛けられる策謀に立ちはだかる原田甲斐。たぶん史書には「伊達兵部と伊達安芸の政争」としか記されない事件を、裏返し、つむぎ直して重厚かつ壮大な物語を作り上げている。お腹にたまる小説です。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By
形式:文庫
続きを読みたくてウズウズ・・・・・・3巻があっという間でした。
登場人物たちの強い思いがじんじん伝わってきて、電車の中で読みふけりながら、なんど目を赤くしたことか。

主人公の原田甲斐が全面的に正しいとは思わないけれど、易きに屈せず黙々と信念を貫きとおす原田に心を打たれずにはいられません。なぜ原田はそこまで貫けるのか、と。なぜ自分はそうなれないのか、と。
NHKの「プロジェクトX」でぼろぼろ涙した人は、山本周五郎でも涙をこらえきれないこと請け合いです。

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最近のカスタマーレビュー
まさに、樅ノ木は残った
《... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: ふるみね
「伽羅先代萩/伊達騒動」の敵役、原田甲斐とは・・・・?
やっと、この作品に辿り着いた・・・・という感じです。
山本周五郎・・・・この大家の作品を読むのはこれが初めてです。... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: Brewster★Baker
伊達騒動の始り。原田甲斐が背負った役割は途方もなく重くつらいものであった。
 原田甲斐の自問自答は重くて深い。... 続きを読む
投稿日: 2009/12/13 投稿者: A-san
樅ノ木は黙して語らず、ただ主人公を偲ぶ人たちがいた
伊達騒動での逆臣が実は主家存続を図った功臣だった?!著者山本周五郎の鮮やかな筆捌きは、極悪人の烙印を押された原田甲斐の深謀遠慮、臥薪嘗胆、孤立無援、艱難辛苦を壮大... 続きを読む
投稿日: 2009/10/29 投稿者: 永遠のチャレンジャー
原田甲斐という人物
... 続きを読む
投稿日: 2008/11/26 投稿者: 理系の文系
静かに耳を傾ける
上巻は物語の背景、登場人物の性格、ものの考え方がだんだん解かってきます。何事かを成さんと、捨てて捨てて一心になるかのような原田甲斐が印象的です。作中「断章」が入れ... 続きを読む
投稿日: 2007/11/10 投稿者: リンタロー
読み応え十分
前々から山本周五郎の小説を読んでみたかったので、代表作と言われている本作を読んでみた。伊達騒動において従来悪役と見られていた原田甲斐が、山本周五郎の大胆な新解釈に... 続きを読む
投稿日: 2007/4/9 投稿者: 都筑まもる
緻密なつくり。
それだけに尽きます。

私は山本周五郎できちんと読ませてもらったのはこれだけです。... 続きを読む
投稿日: 2007/1/27 投稿者: ばらんす
念願かなう
ずっと読みたいと思っていたのだが、今回文庫の字が大きくなったのを機に... 続きを読む
投稿日: 2006/12/28 投稿者: I'll go to a place in the sun
今となっては陳腐な小説
山本周五郎全集、未収録全集をすべて読んだが、もっともつまらなかったのがこの小説。... 続きを読む
投稿日: 2006/10/30 投稿者: ひょっとこ太郎
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