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86 人中、57人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
出でよ!ポリシーウオッチャー,
By 楠木 佳史 (東京都千代田区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌 (単行本)
もちろん、この本は竹中の、竹中による、竹中のための回顧録である。本人にとって都合の悪いことは一切書かれていないし、主役の竹中が巧妙に美化されている側面は否定できない。ただ、それを割り引いても、経済政策決定の舞台裏をこれほどスリリングに当局者が生々しく記録に残した前例が日本の政治史上、あっただろうか。これほど知的水準の高いテクノクラート政治家の引退は早すぎる。当然、想定される格差社会批判などのリスクを冒して緊急出版を敢行した著者の気迫はすさまじい。政治家もそうだが、ろくに著者に取材もせずに表面的なバッシング記事を書き散らしたハイエナ記者たちの心胆を寒からしめるだろう。 飯島勲の「小泉官邸秘録」、この「竹中平蔵大臣日誌」、少し前に出た「官邸主導 小泉純一郎の革命」と不思議と内容が重ならない商売上手な日経の小泉3部作、それに読売の「自民党を壊した男」「外交を喧嘩にした男」の内政、外交の2冊を通読すると、小泉の5年5カ月の歴史的意味がおぼろげながら見えてくる気がする。船橋洋一「ペニンシュラクエスチョン」(朝日)を加えればほぼ完璧だ。
14 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
不良債権問題/郵政民営化に貢献した竹中氏による腐ったの日本政治と奇跡の小泉改革の記録,
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レビュー対象商品: 構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌 (単行本)
現在の格差社会にたいして、小泉ー竹中氏らを批判する人々は多い。しかし、どうにもならないと思われていたバブルのつけ、不良債権問題を解決に導き、財政投融資という天下り、利権体質にメスを入れた小泉首相は日本の首相のなかでも1、2を争うすばらしいリーダーだったし、カリスマだった。今の日本にしたのは改革を進められず見かけ倒しに終わった安倍晋三、人気取りしか考えていない無能な麻生太郎、無責任でやる気のない福田の3人の間抜けのおかげだ。国民は我慢の限界を超え、政権交代を行った。しかし、野党根性で批判するしか能のない民主党はまったく国の運営ができず、小沢一郎だのみのバラマキ政治に戻った。そして、官僚を悪人にしたてて、悦に入っていたところを小沢スキャンダルで報復を受け、バラバラの状態になってしまった。それに追い討ちをかけるように震災、原発事故と悪循環が続き日本は沈没寸前だ。自民党のなかに小泉純一郎という異端のリーダーがいたように民主党にもこの難局を強力なリーダーシップで乗り切る人にでてきてほしい。また、竹中氏の小さい政府、国の干渉を極力小さくした自由競争を主軸にした国策に私は賛成だ。彼の緻密な戦略、ぶれない考えに共感するし、小泉純一郎というリーダーいたからこそ、身を粉にしてがんばろうという気になったのだと思う。文章も巧みで、読みやすく面白い。おすすめ!
53 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
よく逃げ出しませんでしたね,
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レビュー対象商品: 構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌 (単行本)
日本の政策決定プロセスの詳細に踏み込んだ貴重な資料だと思う。同時に、表舞台で事を成し遂げるには、どれだけの人が裏方で泥をかぶらなければいけないのかも実感させられた。著者がどれだけ苦労して、どんな手法で改革を断行したかはじっくり読んで頂くとして、ここでは、政治を報道するマスコミのあり方という視点から見ていきたい。ボクはマスコミの人間ではないから本当のところは知らないが、想像で言えば、政治部記者のニュースソースというのは、特に親交のある、政治家、官僚、評論家などだろう。現在進行中の政治に対して、本音で話してくれるような人間は、記者個人と相当の信頼関係が築かれていると考えるべきだ。そんな関係を、多方面、多思想にわたって構築するのはとても困難だろうと思うので、信頼できるニュースソースは、ごく少数の、ある程度思想の似通った人たちなのではないかと思う。 事実の報道は、特定の思想に偏るべきではない。一つの政治問題を報道するためには、様々な立場・理論の見地から検討し、ソースの政治的利害関係を考慮に入れた上で、情報を公正に評価する必要があると思う。しかし、報道番組を見ている限り、特定の局に出演する評論家は大抵いつも同じであり、とても様々な立場から評価しているとは思えない。 本書では、マスコミの見解の朝令暮改ぶりが冷静に指摘されている。このような問題は、ソースが特定の政治的立場に偏っているから、政治的理由によって起こるに違いない。国民に正しい政策内容が報道されるには、本書で提言されているように、政治的影響を受けない、第三者による政策評価機関の設立が求められると思う。
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