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構文と事象構造 日英語比較選書(5)
 
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構文と事象構造 日英語比較選書(5) [単行本]

中右 実 , 西村 義樹
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,520 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社からの内容紹介

第I部:空間と存在の構図「に」と「で」から<空間認識構造>の鋳型を、beとhaveから<存在><所有><経験>として識別される事象構造を解明。第II部:行為者と使役構文 使役構文のプロトタイプと拡張事例を切り分け、<使役行為> をめぐる認知論的構図を描きあげる。

内容(「BOOK」データベースより)

われわれは身体経験や知覚経験を通して世界を有意味な状況の類型に概念化し構造化する。本巻では日英語の慣習化された代表的な構文を取り上げ、その根底にどのような事象構造の概念型が張りついているか、その対応関係を掘り起こし、同時に日英語の異同を見極めることがその眼目である。

登録情報

  • 単行本: 217ページ
  • 出版社: 研究社出版 (1998/11)
  • ISBN-10: 4327260053
  • ISBN-13: 978-4327260057
  • 発売日: 1998/11
  • 商品の寸法: 20.8 x 15 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By 蒼龍
形式:単行本
ともかくこの本の一番の特徴は、日本の第一級の認知言語学者である西村義樹による分析が読めることだろう。認知文法(構文文法)の視点から英語と日本語を比較しているのだが、そのあまりの手際の良さには舌を巻く。これを読むと、なんで西村義樹はもっと出版されている著作に文章を書いてくれないのかと惜しくてならない。そう思えるぐらい、この著作での分析は素晴らしいものだ。

生成文法といい認知言語学といい、所詮はアメリカ生まれなせいか、日本の学者が書いていてもたいていは英語の分析ばかりになってしまう。たとえ日本語の分析を見かけても、生成文法による分析の場合はあまりうまく当てはまっていない印象が強い。認知言語学の場合でも、よく見かけるのは英語の分析ばかりで、日本語はやっぱりうまく分析できないのかなぁ…、と思ってしまうのは誤りだとこの著作を読むと気づかされる。

英語と日本語における考え方の違いを使役構文(因果によって物事に変化が起こる文)から説明する。英語ではA earthquake killed many people.というように無生物を主語に出来るのに日本語ではこうした言い方は不自然なのだが、「戦争で息子を死なせてしまった」といった言い方はする。こうした典型的な使役構文(プロトタイプ)からの拡張の仕方にその言語なりの考え方(する言語となる言語)が見られるのだ。

認知科学なんて所詮は輸入学問…、ではなかったのだと悟らされる著作。言語学の持つ可能性に目を開かせられるだろう。
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By ishilinguist トップ500レビュアー
形式:単行本
 中右氏と西村氏による読み応えたっぷりの著作。
 第一部は、空間と存在の構図、およびbeとhaveに関する論考。空間認識構造の一般的鋳型に迫る。
 第二部は、認知言語学的オリンテーションに基づく使役構文・結果構文に対する論考。西村氏の独特の理論展開が見ものである。
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