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楽 協奏風交響曲&協奏風狂詩曲~伊福部昭の芸術5
 
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楽 協奏風交響曲&協奏風狂詩曲~伊福部昭の芸術5

日本フィルハーモニー交響楽団 CD
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登録情報

  • 演奏: 日本フィルハーモニー交響楽団, 舘野泉, 徳永二男
  • 指揮: 大友直人, 広上淳一
  • 作曲: 伊福部昭
  • CD (1997/10/22)
  • ディスク枚数: 1
  • レーベル: キングレコード
  • 収録時間: 60 分
  • ASIN: B00005F6IO
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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1. ピアノと管弦楽のための協奏風交響曲
2. ヴァイオリンと管弦楽のための協奏風狂詩曲

商品の説明

内容(「CDジャーナル」データベースより)

日本のちょっと古い曲が流行っててうさん臭いが,伊福部氏の場合は素直に受け入れたくなるから不思議。評論家の軽い言葉とは裏腹に,氏の飾らない解説からもその音楽からも,時代のリアリティとバイタリティがずっしりと伝わってくるからだ。

内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)

何かというとゴジラでイントロされるというのは、伊福部にとってシアワセなんだか不幸せなんだか微妙なところだが、この第5集ではそのゴジラのテーマが突如まるで異なるイメージの脈絡の中に現れる(「協奏風狂詩曲」)おかげで、おや、と聴き耳が立つと同時に、ヘー、とその意匠の差を巡って至極なめらかにこの作曲家独自の音世界に入っていける。伊福部の音楽には、日本の作曲家には珍しく音の向こうに“風景”がある。風が吹き水面に紅葉がハラリと落ちて流れゆく、なーんていう風景ではない。ねちねちと私小説的な心象風景なるものでもない。その音に触れて、何やらばかに具体的に人の顔やら路地の家並みやら原っぱやら神社やらといった、生活のニオイや育った風土の記憶につながる風景である。「協奏風交響曲」は、ヴァイタルなオスティナートや透明な哀感漂うフエの音といった特徴的な響きが多彩に織りなされてそんな“風景”が思わず知らず呼び覚まされ、実に惻々と感性に迫ってくる。 (中野和雄) --- 1997年11月号

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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By koitch
形式:CD
 まずピアノ協奏曲(協奏風交響曲)ですが、この曲は長い間楽譜が紛失していたため、伊福部さんは記憶を元に「シンフォニア・タプカーラ」「リトミカ・オスティナータ」の2曲を完成させました。もちろんこの3曲は全然別の曲ですが、メロディの一部が受け継がれたのです。しかし後の2曲と比べると、協奏風交響曲は少しだけ完成度が低いような気がします。もちろん伊福部さんの曲ですから悪くはないのですが、タプカーラやリトミカが素晴らしすぎるのです。ただ、この曲は現在このCDでしか聴けないため、ファンなら是非購入することをお勧めします。
 次にヴァイオリン協奏曲第1番ですが、この曲は何種類かの演奏が出ています。第2番も演奏した小林武史による演奏が「協奏三題」に収録されていますが、この芸術5の演奏は、それに優るとも劣らぬ名演奏で、特にヴァイオリンに関しては小林以上と言って過言ではありません。この曲は後にゴジラなどで使われたモチーフがいくつか出てきますが、それとは関係なく、非常に美しく、迫力のある名曲です。現在、第1番と第2番のピアノリダクション版を収録したCDも発売されています。第2番について伊福部さんは「一個のヴァイオリンと云う楽器がもつ特性を、オーケストラとの対比にとって捉え、その協奏を通じて、吾々の血に隠されている感性を問いなおして見たいと考えました。……と云うのは、作品は民族の特殊性を通過して、共通の人間性に至達しなければならないと云うのが、作者の願いであるからに他なりません」と述べられていますが、第1番も同様だと思います。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:CD
伊福部の曲は、聴き始めてからものの数分、若しくは聴いた瞬間に

引き込まれますが、この盤も例外ではありません。

交響風協奏曲の第一楽章からゴツゴツと煽り立てる伊福部独特のリズムが

現れ、浮沈を繰り返しながら一気に第三楽章まで爆走する様は、後の

シンフォニア・タプカーラやリトミカ・オスティナータに受け継がれています。

協奏風狂詩曲は、ヴァイオリンの特性を知り尽くした彼ならではの曲で

聴いていてすごくおもしろい。

ひょっこり現れる「ゴジラ」のテーマで「伊福部の音楽だ!」と再認識。

聴いていて思ったが、この2曲もまったく古さを感じません。

「クラシック」でも「現代音楽」でもない、まさに「伊福部の音楽」です。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 東の風 トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:CD
 伊福部 昭(1914.5.31-2006.2.8)の『ピアノ協奏曲』(1941)と『ヴァイオリン協奏曲』(1948 ※1971年改訂の決定稿)の2曲を収めた一枚。
 両曲とも聴きごたえがあったなかで、CD前半に置かれた『ピアノと管弦楽のための協奏風交響曲』(ほとんど、『ピアノ協奏曲』と言っていいでしょう)が素晴らしい音楽で、「こーんな凄い、20世紀屈指のピアノ協奏曲の名曲があったんだなあ」と、心から魅了されました。

 第1楽章【ヴィヴァーチェ・メカニコ】と第3楽章【アレグロ・バルバロ】の両端楽章は、エネルギッシュでラプソディックな音楽が鳴り響き、ほとばしります。プロコフィエフの『ピアノ協奏曲 第3番』に通じる、メカニックかつモダニスティックな音楽。
 作曲者曰く、<別に戦争を礼讃するわけではないけれど、モダンな鉄と鋼の響きと民族的なエネルギーを結び付けられないかという想念にとらわれたのです。>(ライナーノートの「自作を語る」より)

 第2楽章【レント・コン・マリンコニア】の音楽ったら、さらに素晴らしい。シベリウスの『トゥオネラの白鳥』の雰囲気を思わせる静かで、寂しげな音楽が、湖面を滑るように奏でられていくのですね。舘野 泉(たての いずみ)のクリアーなピアノの響きとともに、オーボエのソロがぞくぞくするほどの名演奏。知らず、聴き惚れてしまっていたなあ。

 日本人作曲のピアノ協奏曲では、吉松 隆(よしまつ たかし)の『ピアノ協奏曲「メモ・フローラ」』と並んで、お気に入りの一曲になりましたよ。この素敵な音楽との出会いに、感謝!
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