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39 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
苦言を。,
By マグカップ "砂糖なし" (九州) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 楽隊のうさぎ (新潮文庫) (文庫)
この作者の本をはじめて買ったが、書き方が肌にあわなかった。・主観がコロコロかわり、誰の目線で見ているのかがわからない。 ・3人以上での会話になると、どの発言が誰のものかわからない。 ・無駄な説明や解説が多く、そのわりに説明不足な事柄がおおい。 ・場面転換が行われても、いつ換わったのかがわからない。 話し口調などに若干違和感を感じるのは、作者の年齢を考えるとしょうがないことなのかもしれない。 青春小説における重要なファクターである「主人公の成長」が、なんだかパタッと過ぎていくため、あまりカタルシスを感じない。 かなり期待して購入したのだが、非常に残念である。
23 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
少なくとも私にとっては、主人公たちの音楽をする感動を共有できる筆致ではなかった,
By
レビュー対象商品: 楽隊のうさぎ (新潮文庫) (文庫)
私は、「商品の説明」を読んで、かなりの期待感を持ってこの作品を読み始めたのだが、全くの期待はずれに終わってしまった。私は、この作品を、「音楽に全く縁のなかった少年が、吹奏楽の素晴らしさに目覚め、先輩・友人・教師とともに全国大会を目指す過程が熱く綴られた感動の物語」と思って読み出したのだ。しかし、この作者の語り口は、どこまでいっても、プロらしさを感じられないほどに淡々としており、ストーリーにも、これといった劇的な起伏がないのだ。私は、途中から、「これは、思っていたような作品とは違うな」と違和感を感じ始めたのだが、結局、その思いが変わらぬままに、読み終えてしまったのだ。 私は、中沢けいを読むのは初めてなのだが、少なくとも、この作品での彼女からは、劇的な構成力とか、音楽の素晴らしさや音楽をすることの感動を、言葉だけで読者に伝え、共感させるだけの筆力は感じられない。 同じように音楽に打ち込む少年少女を扱った作品としては、「神童」、「ピアノの森」といったコミックスや、「スゥイングガールズ」のような映画が挙げられるのだが、こうした作品には、熱い感動が沸き上がってくる場面があった。しかし、この作品には、それがないのだ。たしかに、小説には、文章という限られた手段しかないという不利はあるにせよ、もっと、感動を呼び起こすような描き方があったはずと思うのだ。 もう一つ気になったのが、しばしば文中に割り込んでくる「うさぎ」の扱いだ。一応、灰色の壁で塗り固めた主人公の心の中に、外界に耳をそば立てる「うさぎ」を棲みつかせるという設定はわかるのだが、途中からは、なぜ、ここで「うさぎ」が出てこなければならないのか、その必然性が、見えてこなくなっているのだ。そんなものをわざわざ持ち出さなくても、物語は何の支障もなく成立しているだけに、その取って付けたようなわざとらしさに、違和感を感じずにはおれないのだ。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
面白かったけど読みにくい,
By Oo "Oo" (愛知県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 楽隊のうさぎ (新潮文庫) (文庫)
青春を題材に扱った小説の中では、思春期の少年たちの心理・行動の描写はよく書けているほうだと思う。この手の小説は思春期の繊細な部分を取り出し過ぎてしまったり、 爽やかで子供らしい部分を取り出しすぎてしまったりしがちなのだが その辺のバランスもよくとれていて、「ああ、そうそう中学生ってこんなんだったなあ」なんて素直に思える。 ストーリーもごく普通の中学生生活で体験できる範囲の物語なので、共感が持てる。 ただ他の方も書かれているが文章が読みにくい。 決して難解な文章ではないのだが、誰の目線で語られている文かが分かりにくい。 例えば主人公の少年目線で語られている文の中に、母親目線の文が急に紛れ込んできたり、ときに作者の持論のようなものが飛び込んできたりする。 場面も、突然変わったり変に省略されて進んだりもする。 目線が変わるとき・場面が変わるときは、せめて行間を空けてくれればそれだけで読みやすさが全然違ってくると思う。 基本的には良い小説だと思うので、そこだけが残念。
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