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設定や結末のほとんど投げやりとも言えるような安易さは、この濃密で詩的な部分を引き立てると同時に、この小説を芸術臭くしない効果をあげているのではないでしょうか。特に結末は、「私は恋愛について思索していたのではなく、読書という娯楽を楽しんでいたのだ」と気づかせてくれて、なんと上等な娯楽だったことかと思い、これでたったの数百円かと思うと読後感が非常に良くなります。
ポルノではないはずの小説で、「不自然に長く」「不必要に事細かい」だけのセックス場面を書いている男性作家の方々にぜひ読んでいただきたい作品です。
性愛描写にかなりのスペースが割かれていて、最後の最後になってやっとホラーらしくなる作品である。読み進めていくうちに、結末を予想できるような書き方をしているが、短い作品なので、どんでん返しのような仕掛けを施して欲しかった。
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