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楽園
 
 

楽園 [単行本]

エルヴェ・ギベール , 野崎 歓
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,529 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

著者がエイズで亡くなってから2年を経て発見された痛恨の遺作。これまで「男と女」の関係を決して描かなかった著者が、「ぼく」と女の激しい愛を描き、さらに戦慄を呼び起こす文学世界に…。

内容(「BOOK」データベースより)

エルヴェ・ギベールは、エイズと闘いながら命と競うようにして作品を書き続け、’91年末36歳で逝った。死の翌月『赤い帽子の男』が刊行され本国フランス中に衝撃を与えたのだが、それから約1年を経て発表され更に大きな話題を集めたのが本書である。『楽園』、『天国』とも訳せる極めて暗示的な題名のこの作品、主人公はマルチニーク島やタヒチのボラボラ島など南の海の「楽園」を美女と一緒に旅して回る。これまで「男と女」の関係を決して描いたことのなかったギーベルが、ここではくり返し「ぼく」と女の激しい愛を描き、更に未知の文学世界に踏み込んでいく。彼の絶筆となったこの作品、悲しいほど純粋で残酷な想像力が胸を衝く。

登録情報

  • 単行本: 208ページ
  • 出版社: 集英社 (1994/3/4)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 408773188X
  • ISBN-13: 978-4087731880
  • 発売日: 1994/3/4
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 810,109位 (本のベストセラーを見る)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
最高傑作。 2003/2/6
形式:単行本
 『僕の命を救ってくれなかった友へ』と『憐れみの処方箋』がギベールの「生」と「日常」を現実にそって著した作品ならば、『楽園』は、「死」と「虚構」を妄想によって著したものだ。
 ギベールにしては珍しく私的な印象の少ない作品であり、それだけに彼の最大の魅力である、圧倒的に優れた技術と想像力を存分に味わえる。

 特に後半、激烈なイメージの断片が爆弾を投げ込むように挿入され続け、ストーリー自体が「発狂」していく様子は、読み手までどうかなってしまいそうなくらい素晴らしい。

 初期の村上龍が好きな方は必読、そうでない人も是非、この世界にどっぷり浸かってみては? 僕的にはギベールの最高傑作です。

このレビューは参考になりましたか?
映画的な。 2007/6/1
By ANA
形式:単行本
日記をもとにした、限りなく私小説に近い独特の作風でしられるギベール。

珍しく、フィクションの要素が濃い本作品である。

とはいえ、彼特有の率直さ、ある種の正直さは健在だ。

彼はこの作品でも、彼自身のことを、一切の美化・卑下なしに語っているのである。

きわめて映像的、読者の想像力を喚起させる作品。

なぜか、読んでいるとフランソワ・オゾン監督の『ふたりの5つの分かれ路』に主演していたヴァレリア・ブルーノ・テデスキの

「美しく見えるということは、隠さない、恥ずかしがらない、床を見つめない、顔を上げて背筋を伸ばして立っていることを意味するのです」

ということばが、思い浮かんだ。

ふしぎと、この作品はオゾン監督の映画を連想させるなあと思っていたら、オゾン監督も『ぼくを葬る』で「エルヴェ・ギベールの生き方に共感する」と語っており、腑に落ちた。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 砂丘
形式:単行本
この作品にはまず、ヒロインが登場します。なぜこんなことを私が書くかといえば、彼の作品にだって女性は登場します(これは確か)。しかしながら、女性との性描写はあまり(ほとんど)見られなかったりするので、こう書きました。
しかも彼自身を(毎回と言っていいほど)投影している「僕」が。である。

それから、ほかの作品もそうだが、昼間には読まない方が良いとだけ忠告しておこうこう。
よほどのポーカーフェイスの持ち主のアナタなら、あえてチャレンジしてみては…。

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