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話が心地よくリズムをもって進むのは、「なんでまたそんなことまで知っているの?」と思わざるを得ない荒俣の博学ぶりによるものが大きい。篠遠博士の魅力を存分に引き出している。
探険帽をかぶることが昔からの夢だったと言う篠遠博士。「探険コスチュームの基本ですからね」「ほんとうに基本ですよね」と共感しあうふたりのやりとりがほんわかとした雰囲気を出していてとても良い。
最近、縄文時代の日本にも高度の航海術をもった人々がいたことが分かってきているようです。ポリネシアの歴史を解明していくことは、古代の日本の文化の解明にもつながるのではないでしょうか?
南の島や海に憧れる人、考古学に興味ある人などにオススメです。
塩野七生氏が「一神教徒ではない日本人の方が、(現代のヨーロッパ人よりも)ローマ人の心情を良く理解できる。」という趣旨の事を述べておられますが、ポリネシアの文化についても同じ事が言えると思います。宣教師が現地の言葉の辞書を作った努力には敬意を表しますが、キリスト教的道徳観の導入・強制によって、様々なポリネシアの宗教・慣習に関する事柄が失われたのは残念です。(ポリネシア文化が、篠遠博士の様な人ともっと早く出会っていれば…、という歴史の if にも少し思いを馳せてしまいます。)
付記:この本からの抜粋と篠遠博士のプロフィールについて、「やしの実大学」のサイトにあるポリネシア講座のコーナーで見る事ができます。
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