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楽園のカンヴァス ハードカバー – 2012/1


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商品の説明

内容紹介

ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは――。山本周五郎賞受賞作。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

ニューヨーク近代美術館の学芸員ティム・ブラウンは、スイスの大邸宅でありえない絵を目にしていた。MoMAが所蔵する、素朴派の巨匠アンリ・ルソーの大作『夢』。その名作とほぼ同じ構図、同じタッチの作が目の前にある。持ち主の大富豪は、真贋を正しく判定した者に作品を譲ると宣言、ヒントとして謎の古書を手渡した。好敵手は日本人研究者の早川織絵。リミットは七日間―。ピカソとルソー。二人の天才画家が生涯抱えた秘密が、いま、明かされる。

登録情報

  • ハードカバー: 294ページ
  • 出版社: 新潮社 (2012/01)
  • 言語: 日本語, 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4103317515
  • ISBN-13: 978-4103317517
  • 発売日: 2012/01
  • 商品パッケージの寸法: 20 x 13.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (140件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 9,350位 (本のベストセラーを見る)
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カスタマーレビュー

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最も参考になったカスタマーレビュー

29 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 eggy 投稿日 2012/5/19
形式: ハードカバー Amazonで購入
稀代のコレクターが愛蔵している一点の絵画。これは幻の名作か、それとも贋作か。

絵画の真贋を問うというシンプルなミステリー軸に、この絵画、あるいはルソーという画家に強い思い入れのある人々の情熱が交錯し、最後まで目を離せない展開。絵画を全く解さないわたしにとっても、ルソーの「夢」が特別なものになってしまうくらい、おいしげる植物の息苦しくなるほど活き活きとした匂いや、野生の動物のひそやかな息づかいをずっと感じながら読んでいた。

読み終わっても、まだ気持ちを絵の前に置いてきてしまったような感覚。しばらく他の本を読めないかも。素晴らしい!
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 Amy 投稿日 2014/4/18
形式: ハードカバー Amazonで購入
小さい頃から絵心もなく美術のセンスもない私にとって知らない世界を教えてくれた感じ。
ルソー、画家、絵、キュレーター、美術館、そこに纏わる人々。。
美術にかかわりのなかった私には最初は敷居が高く感じたが、途中から面白くなってきた。
"アートを理解するということはこの世界を理解する、アートを愛するということはこの世界を愛するということ"…なるほど。
ルソーの絵、バーゼル、美術館に行ってゆったりと鑑賞する贅沢な時間を過ごしたいと思った。
高名な画家も大富豪も…皆人生を一生懸命生きている。
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 Amazon Customer 投稿日 2013/11/10
形式: Kindle版 Amazonで購入
ルソーの名画を題材にしたミステリーであり、且つラブロマンスといった趣き。
殺人など殺伐とした情景がまったく登場せずに、名画の裏に隠された物語を読み解く。
全体の構成が複雑で、いろいろな話が入れ子状態になっており、ウンベルト・エーコの「薔薇の名前」で一躍有名になった構成をとっている。でも必ずしも成功しているとは思わない。また登場人物の性格・背景描写が薄く、ラストの感動的な再会シーンが生き生きとしてこない。
名画の蘊蓄には感動するが、やはり人物像の描写に不満を抱く。
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55 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 おまつ 投稿日 2012/10/6
形式: ハードカバー
 アンリ・ルソーの最後の作品「夢」それと対となる「夢をみた」を巡る物語。ルソーについて、それほど知識のないままに、この物語を読んだのですが...フランス画家のルソーのなんたる不思議さ。ルソーは遅咲きの画家で、40歳を過ぎてから絵を描き始め生前には全く評価されず没した人です。彼の生きた時代は、写実主義から抽象画、シュールレアリズムへと変化する時代、ピカソ、ドガ、トゥールーズ・ローレック、コクトー、アポリネール、ローランサン等との交流があり、どちらかというと彼らに影響を与える先駆者となった人です。とは言えこのアンリ・ルソーは、未だ絵画の評価も定まっていない画家と言われています。(もちろんファンも多いですが...)

 美術館の運営、キュレーターという仕事、美術館の監視員、新聞社の展覧会、絵画コレクター、そして画家。絵画を巡る世の中の仕組みを垣間見ることができ、この分野の素人でも十分に楽しめ勉強になる。そしてミステリー仕立てでワクワク楽しめるそんな作品です。
 
 ルソーの幻の作品「夢をみた」の真贋を巡ってMoMAのアシスタント・キュレーター、ティム・ブラウンと日本人研究者、早川織江の2人が競う訳だが、芸術作品、絵画を巡ってこんな、ミステリーが作れるのかと感心してしまう。驚きの仕掛けがいっぱいあって大変楽しめました。この物語を読んで、途轍もなくルソ
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 暮坂透 投稿日 2013/8/18
形式: ハードカバー
ラブストーリーが多い原田マハの作品は、ミステリーを中心に読んでいる私には無縁であったが、本書は広義のミステリーという事もあり、評判をよんだので読んでみようと思った。元々美術に造詣が深く、本書は初めてそのフィールドで勝負を賭け、見事に山本周五郎賞を獲得した。

倉敷の大原美術館の監視員をしている早川織絵は、母とハーフの一人娘とひっそり暮らしていた。履歴書には1957年生まれ、1979年パリ第四大学卒、1990年から95年まで倉敷市内の書店にパートタイムで勤務――とあるだけだが、実は英語、フランス語に堪能で、コース最短の26歳で博士号を取得し、若い頃はオリエ・ハヤカワとして国際的に美術史論壇を賑わせ、取り分けルソー作品には思い入れが深かった。

ティム・ブラウンはニューヨーク近代美術館のチーフ・キュレーターでルソー研究の第一人者である。この二人が2000年に17年の時を経て邂逅するのだが、17年前、二人は世界的名画のコレクターであるスイスのバーゼルに住むバイラーに招かれて、所有するルソーの「夢をみた」の真贋を依頼される。

勝者には「夢をみた」の取り扱い権利を譲渡されるとの事だった。二人はバイラーに見せられた「夢をみた」に感動するが、奇妙な事に、それからの数日間は、ルソーの晩年を描いた作者不明の物語「夢をみた」を読まされる。<
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