栗田博士の本にはよく「眼力」という言葉が登場しますが、この本を使ってみてそれが何のことなのかわかった気がしました。
まずはこの本のステレオグラムで立体視ができるようになることが必要ですが、やり方に書いてある通りに練習していれば、そのうちにできるようになると思います。
一旦できるようになった後は、像を浮かび上がらせようと凝視しているときに、どんな感覚が生じているかに注意する事で、色々な気付くことができると思います。「手前に見える」とはどういうことか、「奥に見える」とはどういうことか、「輪郭が見える」とはどんな感覚か・・・普段の生活ではなかなか注意をはらうことができず、無意識のうちに感じてしまっている感覚を、意識の上にのぼらせる事ができるようになりました。その気付きがあった後は、目で見た風景を、目を閉じたときに、以前よりもありありと想起することが出きるようになりました。また、イメージトレーニングも鮮明に行えるようになった気がします。
「みるみる目がよくなる」という言葉には、「眼力」と「視力」の向上、両方の意味があると思いますが、この本で「眼力」が何であり、それを鍛えるということがどういうことなのか、少しわかってきた気がしました。