ケータイの普及を中心に、インターネットやテレビなど各種のメディアとのつきあいかたをどのように教えていくか。
日本全国、どこでも悩ましい問題となっている。
本書は重要であることは皆が認識はしているが、なかなか取り組むことが難しいメディアリテラシーについての授業実践を集めた書である。
特徴としてはあくまでも「リテラシー」に主眼を置いていると言うことである。
技術そのものではなく、メディアとのつきあい方を学ぶための実践である。
ますます発展していく情報化の社会。全ての分野に新しい技術が導入されていく。
そんな社会では技術そのものよりも使い方こそが重要となってくる。
今後、メディアリテラシーへの注目はますます高まるであろう。
企業からゲストティーチャーを招く試みなどそのまま模倣できない実践例もあるし、付属校の生徒だからこそ出来ると思われるような実践もある。実践例とはそんなものであるが、そのまま真似ることは難しい。実践例の中からそれぞれの学校で実践可能な要素をくみ取る必要がある。本書の実践例は先進的な試みであるが、決して特殊なものではない。いろいろと参考にするべきところがある書である。