1981〜1985年雑誌連載。タイトルから歴史上の極悪人を描くノン・フィクションかと思ったが、大間違い。常連キャラによる「お馬鹿ギャグ」満載の任侠まんがである。
何でもできるマイナー誌だからといって、ギャグのレベルが上がるわけではない。ここでのギャグの水準は、まじめなギャグまんがである「風雲児たち」とそう違わない。それでも、作者が自由に楽しんで描いているのが感じられる。なかでも、案山子のギャグは秀逸であった。
ギャグに解説を入れているのも、今となってはありがたい。但し私以上の世代にはほとんどが「わかる」ギャグであり、とり・みきや唐沢なをきのような特殊性はない。なお、完全にハズしたまぬけな解説で本書を締めくくっているのもギャグのつもりだろうか。失笑して終わるのが効果的とは思わないけれど。