上巻のレビューが多いので…こちらで読んだ感想を書かせて頂きます。
まず絵柄ですが、ジャンプで拝見した時は何かの間違い…と思いましたが個性が強くて真似出来る絵柄では無いと思います。最近のまるで没個性な、目がクルリと大きく、線がスラッと細く薄いキャラクターより、こういう荒々しい絵柄の方がジャギ向きでしょう。というかこの人以外にジャギ外伝は描けないのでは?と思いました。トキ外伝は原先生が描いても違和感が無いでしょう。しかしこの作品は…?
次にストーリーですがジャギが徐々に歪んでいくストーリーが荒々しく描かれています。ただラオウ以外は皆ジャギの事を思いやっていたのが感じられました。ただその思いを自身の弱さから汲み取れず、ひたすら天才3兄弟に差を付けられて、リュウケンから最後に『すまん』…これは…
最後に全体を通してですが、ジャギは元々はとても素直な為に、理不尽に襲い掛かる不公平な現実に心のバランスを崩さなければ生きていけませんでした。朝顔のツルが障害を避けて生えるように。勝者の裏には必ず敗者がいるものです。皆が仲良くとはいかない…ただ境遇が違えばもしかしたら理解し合えたかも。そんな現実がこの作品には描かれてました。