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21 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
中途半端ではない。この終わりこそが今なのだから.,
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レビュー対象商品: 極北クレイマー (単行本)
現実の問題をベースに地方医療の崩壊と司法の横暴、官僚の無策・無責任を訴えた作品。中途半端という意見が多いが、福島事件がおき無罪が確定したこと、夕張市が破綻して、市民病院再生のプロを送り込んだが失敗したことは周知の事実なので、わざわざ付け加える必要はないと思います.今回はAIには全く触れず、医療崩壊という問題にしぼって、その実情をうったえたいという作者の切実な思いが、独特のユーモアのある文体で.綴られています.最後の世良医師に言葉は作者の希望なのでしょう。医療関係者として、日々、この惨状を訴えようとしてもせいぜいネットに愚痴をこぼすことしかできないものが多い中で、多くの人々にメッセージを発信し続ける海堂氏の姿勢に頭の下がる思いです。
21 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本人のモラル,
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レビュー対象商品: 極北クレイマー (単行本)
実際にモデルの病院があると知り愕然とした。
患者の未収金が2億円もあるなんて、 病院では医療費は支払わなければ帰宅できないのでは? どうやってそんなことができるのか? 今まで「謙虚でおとなしい」と称賛されていた日本人の真の姿は、 医療現場では個々に主張し自分の内を守る、 これらのクレーマーなのかもしれない。 著者は医療サスペンスのスタイルを取りながらも、 実は崩壊した日本人のモラルを取り戻すことを提言しているのかもしれない。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
読んでて悔しくてたまらなかった,
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レビュー対象商品: 極北クレイマー (単行本)
前作になるのか、『イノセント・ゲリラの祝祭』では、作者の意見を登場人物が述べているだけのようで、物語として読むのが少々苦痛にも感じたけれど、この『極北クレイマー』は滑らかにページが進んだ。
『イノセント〜』『ジーンワルツ』で触れられていた三枝先生の事件について、気になっていたので全貌を知ることができて個人的には嬉しかった。 しかし、病院、患者に対して真摯に対応してきた三枝医師に対しての、報道後の患者の対応や世間の意見は、読んでいて本当に辛かった。 でも同じような、医療ミス関連のニュースをテレビで見ている自分が、彼らと同じではないと言えるのか、それを考えると自分には何も言う資格はないと思ってしまう。 病院の経営悪化にしても、公金使い込みなどで正常に金が流れず、一部の人間が他者を蔑にして権利を貪っているのを見ると、現実でも同じようなことが(公にされない部分でも)沢山あるのだろうし、それによって辛酸を嘗めさせられた人を思うと悔しくてたまらなくなる。 こんな感情も、作者の本を読むようになり、それが色々考えるきっかけになったので、今までのサスペンステイストを求めている読者には物足りないかもしれないが、十分に読む価値のある本だと思う。
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