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極みのローカルグルメ旅 (光文社新書)
 
 

極みのローカルグルメ旅 (光文社新書) [新書]

柏井 壽
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

麺、ごはんもの、駅弁、居酒屋......厳選83店舗
ニッポンを食べ尽くす!
★★街歩きに便利な店舗リスト・地図つき★★

*****************************

そこに行かないと味わえない食。その地で食べてこそ美味しさが輝くもの。
日本中を旅して見つけ、出会った旨いものを「ローカルグルメ」と呼ぶことにし、
それらの店を、その見つけ方とともに紹介していく。
それを目的として旅に出るのもいい。旅の途上でふと目について食べるのもいい。
その地の空気と一緒に食べる。それがローカルグルメの醍醐味である。
最初にお断りしておきたいのは、本書はいわゆる〈食通〉の方に向けたものではないということ。
と言って〈B級マニア〉の方向けでもない。
日本には、まだまだ知られざる〈食〉があることに、
心を動かされる方にこそお読みいただきたいと願っている。
〈食〉をランクづけしたり、星の数で評価しようとなさる向きには
お役にたてないだろうことを、あらかじめお断りしておく。
(「はじめに」より抜粋)

【著者プロフィール】
柏井壽(かしわいひさし)
一九五二年京都府生まれ。七六年大阪歯科大学卒業後、京都市北区に歯科医院を開業。
生粋の京都人であることから京都関連の、さらには生来の旅好きから、旅紀行のエッセイを執筆。
BS FUJI『絶景・旅の時間』「絶景温泉」シリーズの監修・案内役も担当する。
著書に『京料理の迷宮』『ふらり 京都の春』『京都 夏の極めつき』『おひとり京都の秋』『京都 冬のぬくもり』(以上、光文社新書)、
『京都 至福のひと皿』(JTBパブリッシング)などがある。
柏木圭一郎名義で「建築学者・京極要平の事件簿」「名探偵・星井裕の事件簿」シリーズを執筆。
最新刊に『京都西陣 能舞台の殺人』(小学館文庫)、『京都大原 名旅館の殺人』(講談社文庫) 。

【目次】
第1章 美味しい〈食〉の見つけ方
1.これぞローカルグルメ——長崎の朱いカレー
2.信州松本の〈山賊焼〉と山口の〈山賊焼〉
3.金沢のハントンライス
4.ふらりと見つける行きつけ店——小樽の江戸蕎麦

第2章 全国 ご当地麺を求めて
1.京都のカレーラーメン
2.名古屋〈駅きしめん〉と〈あんかけスパゲッティ〉
3.近江長浜〈のっぺいうどん〉と〈イタリアン〉
4.熊本の〈太平燕〉
5.瀬戸内周南の中華そば
6.極みのカレーうどん
7.京都の焼きそば

第3章 ニッポンのホッとする味、ごはん
1.ごはんものの王様——至福の駅弁
2.日本に鰻があってよかった----ニッポン鰻行脚
3.JR品川駅山手線ホームの〈品川丼〉
4.ニッポンのカツ丼
5.日本の国民食カレー

第4章 ローカル居酒屋紀行
1.地方の居酒屋事情
2.日本一の居酒屋は近江草津にあり
3.名古屋めしをアテに飲む居酒屋
4.火の国熊本の赤い居酒屋
5.高知のハチキン居酒屋ハシゴ酒
6.北の居酒屋(弘前・盛岡)

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

柏井 壽
1952年京都府生まれ。’76年大阪歯科大学卒業後、京都市北区に歯科医院を開業。生粋の京都人であることから京都関連の、さらには生来の旅好きから、旅紀行のエッセイを執筆。BS FUJI『絶景・旅の時間』「絶景温泉」シリーズの監修・案内役も担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 301ページ
  • 出版社: 光文社 (2012/2/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4334036716
  • ISBN-13: 978-4334036713
  • 発売日: 2012/2/17
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
文章だけで、それも飾りすぎない普段着の言葉で、しかもカラー写真の力を借りずに、
こんなにおいしそうに食べ物を語れる方は本当に稀だと思う。

著者自身、前書きで
「<食通>の方に向けたものではない。かといって<B級マニア>の方向けでもない。」
と断っているが、まさに普通のおいしいモノ好き、食いしん坊のためのグルメ旅エッセイ。
ご自分の足で探して、ご自分のお財布でお召しになったのであろう
たくさんの美味を惜しげもなく紹介してくれる。
この種のエッセイによくある、著者の知識の披露や自慢話、蘊蓄にゲンナリ……なんて、一切ない。
あ、「100回以上してきた」という自慢話のエピソードでは、クスッと笑ったけど。

読み進めるうちに、今まで全く知らなかった土地も、その地の食べ物もとても身近に感じて
まるでその地にいて目の前にあるかのような気にさせられる。
各地のお勧めホテルも紹介されており、至れり尽くせり。
流行りだけの情報は一つもないので、長く手元に置いて、各地の美味を「読む」つもりだ。
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7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
京都人である著者の最大の特徴は、「行列が嫌い」なことだそうである。これは札幌生まれの私にも共通する指向であり、「並んでまで食事をするのを何よりも嫌う」のが私の顕著な意識である。都会に転居して驚いたのは何より「行列のできる有名店」の多いことで、そこに従順な羊の群れ宜しく順番待ちしている客と、「並ばせて当然だ」という顔をしている店員の不遜な対応である。味覚、とは個人的嗜好が大きいものであるから、「万人が旨い」と認める味など存在しない筈であるが、「人が旨いと言うから」だけで行列して食べたがる大衆の存在は、世に言う「グルメ番組」「グルメ雑誌」の盛隆を眺めれば一目瞭然である。最近ではネットにおける「クチコミ」評価などがそれに拍車をかけ、「不特定多数による味の評価」を自己の嗜好の判断基準にする、傾向が一層顕著である。著者の柏井は、そういうネットやマスコミの評判を敢えて避け、「その土地に行かなければ味わえない味」を、自身の足と舌で追求した、労作である。
これだけ取り寄せで全国の味覚が自宅で堪能できる現代に於いても尚、「その土地でしか味わえないローカルグルメ」は数多く存在する。そんな食品を、人の評判や噂に頼らず、自身の目と舌で追い求めた結果が記されている。結果、地元民以外ではお馴染でない食品が列挙され、予想外な展開が読者を愉しませてくれる。小樽の鮨屋を巡って蕎麦屋のカレー蕎麦の話に行きついたり、熊本のとんこつラーメンの話のはずが太平燕の話題になったり、とにかくいい意味で期待を裏切る、食事の話が満載である。京都の麺、というテーマでカレーラーメンや焼きそばの話題になったり、金沢の洋食、の話題でハントンライスの内容に終始したり、とにかく「あの土地ならばあの食事」という固定観念を打破した話題に終始しており、その土地を知る知らないにかかわらず、意外性がある話題が満載で楽しませてくれる。だから「札幌ならラーメン」「四国ならうどん」といった、お馴染の食品の話は一切出てこない。あくまで、「その土地に行かないと食べられない」食事の話であるため、俗に言う「グルメ本」とは一線を画している、ことだけ言っておかねばならない。「博多でとんこつラーメンの旨い店」「瀬戸内海で魚の旨い店」を紹介した、ありきたりの内容ではないものである。
私はこの本に書かれている所・書かれている食べ物は殆んど行ってみたし賞味してみた、ため予想外の記述はなく、表現にも誇張や装飾がなく率直なのが好感を持てる。ただ記述がアトランダムで関連性が希薄であり、麺・ごはん・居酒屋と大きく分かれているが、全国訪問した際の記述が飛び飛びに記されており一貫性がない。もう少しエリア別に区切って記述した方が、読む際に読みやすくて旅情をそそる、のではないだろうか。北は北海道から南は九州まで、飛び飛びに話が途切れるのが頭の切りかえを要する。出来れば地域ごとに、食した内容をまとめた方が読みやすいのではないか、と思える。
ただ還暦過ぎた著者の、食に対する貪欲さは驚嘆に値します。当方まだ50過ぎでありますが、ここまで食欲が湧くことはありません。ただ無性に、名古屋の「あんかけスパ」や、函館の「小いけのカレー」が食べたくなります、著者の筆致にハマったせいでしょうか。写真はカラーでなくモノクロですが、食欲をそそる内容です。お勧めのホテル・店舗の地図も巻末に掲載され、サービス満点の内容に、旅心をそそられる、内容です。
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